藤森照信の建築：自然と調和する独特な世界観？建築家藤森照信氏の作品と、宿泊施設「小泊Fuji」の魅力

それでは、藤森照信氏の建築の魅力について詳しく見ていきましょう。

藤森照信氏の歩み

藤森照信氏の建築は、まさに芸術作品と言えるでしょう。

建築探偵の冒険東京篇

✅ 本書は、建築史研究家である藤森照信氏が率いる「東京建築探偵団」が、12年間に渡り東京の街を歩き、発見した建築物や街並に関する記録をまとめたものです。

✅ 東京の近代建築史研究を通して、藤森氏は、街の隠れた魅力や歴史を独自の視点で解説し、読者に東京という都市を新たな角度から見直す機会を提供します。

✅ 本書は、サントリー学芸賞・日本文化デザイン賞を受賞しており、その内容の充実度と読みやすさから、建築に興味がある人だけでなく、東京の街歩きを楽しむ人にもおすすめです。

さらに読む ⇒é出典/画像元: http://brisees.com/shop/detail.php?code=BK040007

藤森氏の建築に対する情熱が伝わってくるような、素晴らしい内容ですね。

藤森照信氏は、1946年生まれの長野県茅野市出身の建築史家・建築家で、東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長を務める工学博士です。

東北大学工学部建築学科卒業後、東京大学大学院および同大生産技術研究所で村松貞次郎に師事し、建築史家の道に進みます。

1974年には仲間たちと「東京建築探偵団」を結成し、都内を徘徊して古い建物や変わった建物を探しまわり、その成果をまとめた『建築探偵の冒険・東京篇』はサントリー学芸賞を受賞しました。

1991年に45歳で建築家デビューを果たし、自然素材を用いた斬新な建築で話題を呼び、2001年には日本建築学会賞作品賞を受賞しました。

藤森氏の建築は、ジブリ映画の世界に通ずるような懐かしさを感じさせる作風で、幅広い層から支持を集めています。

わあ、藤森さんの建築って、すごくスピリチュアルな感じがする！自然と一体になれるような、そんな空間が想像できます。

藤森建築の代表作

藤森氏の建築は、見ているだけでもワクワクしますね。

フジモリ茶室（高過庵・空飛ぶ泥舟・低過庵）・神長官守矢史料館―藤森照信建築…長野県茅野市の庭園。

✅ この記事は、長野県茅野市にある藤森照信氏設計の「フジモリ茶室」3つの茶室（高過庵・空飛ぶ泥舟・低過庵）と、同じく藤森氏設計の「神長官守矢史料館」を紹介しています。

✅ 神長官守矢史料館は、江戸時代まで諏訪大社上社の神長官を務めていた「守矢家」の古文書・史料を保存・展示する博物館で、史料館前の庭園は小口基實氏が手掛けたものです。

✅ フジモリ茶室は史料館から徒歩数分の高台にあり、独特な建築様式で知られています。空飛ぶ泥舟は2010年頃に茅野駅前で展示され、その後現在の場所に移動しました。高過庵と低過庵は近年完成しました。

さらに読む ⇒庭園情報メディア【おにわさん】の日本の庭園を紹介する庭園マガジン。出典/画像元: https://oniwa.garden/jinchokan-takasugian-%E9%AB%98%E9%81%8E%E5%BA%B5-%E7%A9%BA%E9%A3%9B%E3%81%B6%E6%B3%A5%E8%88%9F/

藤森氏の建築は、自然と調和したデザインで、とても落ち着けますね。

藤森照信氏の代表作には、長野県茅野市にある「神長官守矢史料館」「高過庵」「空飛ぶ泥舟」「低過庵」の4つの茶室があります。

これらの茶室は、自然と調和し、民家ふうで懐かしい雰囲気を持ちながらも、無国籍なデザインで、藤森氏の代表的な建築スタイルが見て取れます。

これらの茶室は、藤森氏の建築思想である「自然と調和し、環境に配慮した設計思想」を具現化した作品であり、藤森氏の建築の魅力を象徴する存在となっています。

近年では、長野県富士見町に建つ宿泊施設「小泊Fuji」も話題となっています。

オーナーの山越典子さんは、かつて「空飛ぶ泥舟」のワークショップに参加したことがきっかけとなり、藤森氏に設計を依頼したそうです。

実際に建築を見たことがあるのですが、設計図面を見るだけでは伝わらない、独特の空間でした。