テート・ブリテン:イギリス美術の新たな視点?10年ぶりの展示替え、女性アーティストに光を当てる
ロンドンにあるテート・ブリテンが10年ぶりに大規模リニューアル!16世紀から現代までのイギリス美術を網羅し、ジェンダーバランスと多様性を重視した展示に。女性アーティストや移民アーティストに焦点を当て、歴史・社会・ジェンダーなど多様な視点からイギリス美術を再考します。800点以上の作品で、新たな発見と感動が待っています!
💡 テート・ブリテンは、16世紀から現代までのイギリス美術を幅広く収蔵し、多様なコレクションを誇ります。
💡 10年ぶりの展示替えで、女性アーティストや移民アーティストに焦点を当て、新たな視点を提供しています。
💡 5月23日の展示替えでは、800点以上の作品が展示され、現代美術の半数を女性作家が占めています。
本日は、イギリス美術の殿堂テート・ブリテンの展示について、3つのポイントに絞ってご紹介いたします。
テート・ブリテン:イギリス美術の宝庫
ロンドンでイギリス美術史を学ぶならココ!テート・ブリテンってどんな美術館?
イギリス美術の宝庫
テート・ブリテンは、ロンドンにあるテート・ネットワークの美術館の一つで、イギリス美術の歴史を辿ることができます。
1階には常設展示と特別展があり、様々な時代の作品が展示されています。
公開日:2023/09/22

✅ テート・ブリテンは、16世紀から現代までのイギリス美術を幅広く収蔵する美術館で、ロンドンにあるテート・ネットワークの4つの美術館のうち最も古い美術館です。
✅ 館内は1階と地階に分かれており、1階のメインフロアーには常設展示ギャラリーと特別展が開催されています。
✅ 常設展示ギャラリーは39部屋あり、チューダー期から第二次世界大戦以前のイギリス美術、近代および現代のイギリス美術、そして世界最大のJMWターナーのコレクションといった3つのジャンルに分けられています。
さらに読む ⇒テート・ブリテンとは?見どころ選とアクセス出典/画像元: https://www.tankslondon.com/info-tate-britain-londonテート・ブリテンの常設展示は、時代を超えたイギリス美術の変遷を目の当たりにできる、素晴らしい場所ですね。
特に、ターナーのコレクションは必見です。
テート・ブリテンは、ロンドンにあるテート・ネットワークの4つの美術館の中で最も古い美術館です。
16世紀から現代までのイギリス美術を幅広く収蔵しており、イギリス美術の発展の歴史を知ることができます。
館内は、1階と地階の2階建てで、常設展示ギャラリーや特別展の会場は1階のメインフロアーにあります。
常設展示ギャラリーは入場無料です。
館内には、カフェや子供向けのアートスペースもあり、ゆっくりと過ごすことができます。
テート・ブリテンは、テムズ川沿いのミルバンクに位置しており、テート・モダンとともにロンドンのアートシーンにおける重要な文化的ランドマークとなっています。
テート・ブリテン、すごく興味あります!私も歴史の中で何かを表現したい気持ちがあるので、行ってみたいです!
新たな視点で再構築されたイギリス美術史
テート・ブリテン美術館のリニューアルで何が変わった?
ジェンダーと多様性を重視
今回の展示替えでは、女性アーティストや移民アーティストの作品を積極的に取り入れ、多様性を重視している点が特徴的ですね。

✅ テート・ブリテンの常設展は、1500年以降のイギリス美術を収集し、新たに200点以上の作品を加えて展示替えが行われました。特に注目すべき点は、女性アーティストや移民アーティストにも焦点を当て、従来の男性中心的な視点から脱却していることです。
✅ 展示は第二次世界大戦以前と戦後のイギリス美術史に分かれており、それぞれの特徴的な作品が並んでいます。特に展示替えでは、女性アーティストや移民アーティストの作品を従来の歴史的作品と共に配置することで、多様性と包容性を強調しています。
✅ 展示を通して、歴史的作品のみならず、現代作家の作品も紹介することで、過去の作品に新たな視点を与え、鑑賞者に現代社会とのつながりを意識させます。また、従来は男性作家中心だった展示をジェンダーバランスを考慮して再構成し、女性アーティストの存在感を高めています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/tate-rehang-review-202306展示が単なる過去の名作の羅列ではなく、現代社会との繋がりを意識させてくれる点は興味深いですね。
ジェンダーバランスを考慮した構成というのは、新しい視点を提供してくれそうです。
テート・ブリテン美術館の常設展が10年ぶりにリニューアルされ、2000年以降に収集された200点以上の新収蔵品を含む新たな展示となりました。
今回の展示替えは、女性アーティストや移民アーティストの作品に焦点を当て、これまで男性作家に偏っていた展示のジェンダーバランスや多様性を重視しています。
特に、展示の冒頭では、アンソニー・ヴァン・ダイクなどの王室肖像画と、モナ・ハトゥムの「Exodus II」というスーツケースの作品を対比することで、イギリス美術史における移民や社会問題という側面を浮き彫りにしています。
これにより、鑑賞者は「イギリスらしい」美術を形成してきた要因が、歴史、社会、そして移民の存在によって複雑に構築されてきたことを改めて認識させられます。
さらに、17世紀のイギリスにおける女性画家の先駆けであるメアリー・ビールの作品が展示されています。
これにより、これまで美術史における女性作家の貢献が十分に評価されてこなかったことを示唆し、美術館が女性アーティストの再評価やジェンダー平等の視点を取り入れた展示を意識していることがわかります。
今回の展示替えは、単に過去の名作を展示するだけでなく、歴史、社会、ジェンダー、移民といった多様な視点を取り入れることで、鑑賞者に新たな視点を与えることを目指しています。
ふむ、展示内容が多様性を意識した構成になっているのは理解した。しかし、具体的にどのような作品が、なぜ重要なのかという根拠がもう少し欲しいところだ。
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テート・ブリテンが10年ぶりにリニューアル!800点超の作品で、女性アーティストにフォーカス。ブリジット・ライリーから新進気鋭まで、多様な作品群を堪能。