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ピカソ×ポール・スミス展:新たな視点でピカソ作品を堪能できる?没後50年記念 パリ国立ピカソ美術館特別展『Picasso Celebration: The collection in a new light』

ピカソの新たな息吹!パリ国立ピカソ美術館で開催中の特別展は、ポール・スミスをアートディレクターに迎え、ピカソ作品を現代アートと対比。戦争や人種差別をテーマにした作品や、創造と生命を表現した作品が並び、ピカソの世界を再解釈!ポール・スミスのユニークな発想と、歴史的建造物「サレ館」が織りなす、新しいピカソ展を体験せよ!

ピカソ×ポール・スミス展:新たな視点でピカソ作品を堪能できる?没後50年記念 パリ国立ピカソ美術館特別展『Picasso Celebration: The collection in a new light』

📘 この記事で分かる事!

💡 パリ国立ピカソ美術館で開催される、ピカソ没後50周年記念展覧会についてご紹介します。

💡 ファッションデザイナー、ポール・スミス氏が共同企画者として参画し、現代的な視点でピカソ作品を鑑賞できます。

💡 ピカソ作品に加え、現代美術アーティストの作品も展示され、ピカソのイメージを再考します。

本日は、ピカソ没後50周年を記念した特別展についてご紹介します。

ピカソの作品と、現代の視点がどのように融合しているのか、見ていきましょう。

新たな視点でピカソを鑑賞する

ピカソ展が現代アートと対比された理由は何?

ピカソの影響と再解釈

本展では、ピカソの作品を新たな視点から捉え、現代アートとの対比を通して、ピカソの影響力とその現代的な意味を探求します。

ピカソの没後年。「ポール・スミス」がパリ国立ピカソ美術館と共同美術展を開催

公開日:2022/11/19

ピカソの没後年。「ポール・スミス」がパリ国立ピカソ美術館と共同美術展を開催

✅ ピカソ没後50周年を記念して、パリ国立ピカソ美術館で「PICASSO CELEBRATION: THE COLLECTION IN A NEW LIGHT!」が開催される。

✅ ファッションデザイナーのポール・スミス氏が共同企画者として参画し、アートディレクションを担当。現代的な視点でピカソ作品を鑑賞できる展示となる。

✅ ピカソ作品に加え、現代美術アーティストの作品も展示され、ピカソのイメージを再考し、現代における関連性を探る。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.esquire.com/jp/fashion/fashion-news/a41954573/paul-smith-picasso-celebration/

ピカソの作品と現代アーティストの作品を比較展示することで、ピカソの多様な影響力と、現代におけるその意味合いを深く考察できる展覧会です。

2023年3月7日から8月27日まで、パリ国立ピカソ美術館では、イギリスの著名ファッションデザイナー、ポール・スミスをアートディレクターに迎えた特別展『Picasso Celebration The collection in a new light』が開催されます。

この展覧会は、ピカソの遺産を生かしつつ、21世紀におけるあり方を見据えることを目的としており、ピカソの作品と現代アーティストの作品を対比させることで、ピカソの影響とその批判的な再解釈を浮き彫りにしています。

たとえば、ミカリーン・トーマスの作品《Resist8》は、ピカソの《Pitcher and Skeleton》にラインストーンの刺しゅうを施したもので、戦争と暴力、人種差別といった社会問題を現代的な視点から表現しています。

また、ルイーズ・ブルジョワの《CumulI》は、ピカソの作品と並置され、芸術的創造と生物の生殖を対比させています。

展覧会は、ピカソの影響を現代の視座から再解釈することで、美術館が化石のような存在ではなく、時代とのつながりを保ち、議論や批判に対して開かれた存在であるべきであることを示しています

ピカソの作品が、こんなにも多様な解釈を呼ぶことに驚きです。現代アーティストの作品との対比、すごく興味があります!

ポール・スミスの創造性溢れる展示空間

ポール・スミスはピカソ展をどのように彩った?

童心あふれる発想で

ポール・スミス氏のクリエイティビティが、ピカソの世界をどのように彩っているのか、とても興味深いですね。

ポール・スミスがピカソ没後周年展の会場デザインを担当。ルイーズ・ブルジョワなど現代アートと対比
ポール・スミスがピカソ没後周年展の会場デザインを担当。ルイーズ・ブルジョワなど現代アートと対比

✅ パリ国立ピカソ美術館が、イギリスのファッションデザイナー、ポール・スミスをアートディレクターに迎え、ピカソの没後50年を記念した特別展「Picasso Celebration: The collection in a new light」を開催している。

✅ 本展では、ピカソの作品と現代アーティストの作品を組み合わせることで、ピカソの影響力の大きさと、現代アーティストがピカソの作品から影響を受けながらも独自性を追求している様子を浮き彫りにしている。

✅ 美術館は化石のように時代から隔絶した存在ではなく、時代と対話することで、議論や批判に開かれた存在であるべきという館長の言葉は、本展がピカソの遺産を現代に継承していく試みであることを示している。

さらに読む ⇒(アートニュースジャパン)出典/画像元: https://artnewsjapan.com/article/856

ファッションデザイナーであるポール・スミス氏が、ピカソ展の展示空間をどのようにプロデュースしたのか、その発想力とこだわりが素晴らしいですね。

ポール・スミスは、ピカソの創造性に対する童心あふれる姿勢に共感し、自身の創造性を活かして展覧会を彩りました。

20万点の作品をオンライン上で確認し、コロナ禍のロンドンで独自の方法で展示構成を計画しました。

彼は美術の専門家ではないため、従来の美術展とは異なるユニークな発想で展示を構成しました

例えば、青の時代の作品を展示する「Blue Melancholy」では、足音がしないように絨毯を敷くことで、静寂の中で作品と向き合える空間を創出しています。

また、コラージュ作品を展示する「Assemblages and Collages」では、ヴィンテージの壁紙を壁面に貼り、賑やかな空間を実現し、ピカソが作品を部屋に飾って楽しんでもらいたいという思いを表現しました。

さらに、シュルレアリスムの作品を展示する「Stripes」では、ストライプ柄の壁紙を施し、カラフルな空間を演出しています。

ピカソ展のポスターを再現した「Picasso on Show」は、ポールの最もお気に入りの空間であり、パリの街角を表現しています。

ポールのユニークな発想とこだわりによって、従来の美術展とは異なる、楽しく興味深い展示空間が実現しました。

美術の専門家ではない方の視点が入ることで、どんな化学反応が起きるのか、とても興味深いです。科学的な根拠に基づいた展示構成もあれば、もっと理解が深まるかもしれませんね。

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ピカソの世界へ!パリ国立ピカソ美術館は、5000点超の作品を所蔵。時代を超えた巨匠の芸術を、マレ地区の豪華な邸宅で堪能あれ!