ヴェネチア・ビエンナーレ2024、日本館の課題と展望？日本のアートシーンを世界へ！ ヴェネチア・ビエンナーレ2024、民間支援による新たな試み

コロナ禍の影響を受けた建築展

コロナ禍の影響で、建築展も大きな影響を受けました。

展示方法やテーマにも変化が見られました。

それでは、その詳細を見ていきましょう。

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示「ふるまいの連鎖：エレメントの軌跡」。門脇耕三のキュレーションで、長坂常・岩瀬諒子・木内俊克・砂山太一・元木大輔が、日本の木造住宅の材を再構築した作品を制作

公開日:2021/06/01

✅ 第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示「ふるまいの連鎖：エレメントの軌跡」は、日本の木造住宅を解体、ヴェネチアへ輸送し、再構築した作品を展示しています。

✅ 本展では、建築家だけでなく、職人や研究者も協力し、現代社会の大量消費問題、建築の持続可能性、新しい様式を提起しています。

✅ 日本の木造住宅は、解体後に部材を年代ごとに並べて展示することで、建築の歴史、日本の建設産業の変化、そして建築家たちの行為が過去と未来に連なることを示しています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://architecturephoto.net/119424/

建築展のテーマが、コロナ禍という状況下で変化したことが印象的でした。

連帯をテーマに、未来への希望を感じさせる展示があったようです。

2021年5月22日に開幕したヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展は、コロナ禍の影響で1年延期されました。

世界的な脅威に直面する中で、キュレーター同士の連帯が生まれ、総合テーマ「私たちはどのように共に生きるのか？」が生まれました。

日本館では、「ふるまいの連鎖」をテーマに、取り壊された木造住宅の部材を再利用し、デジタル技術と連携した展示を行いました。

UAE館は、「ウェットランド」をテーマに、産業廃棄物を原料とする新しいセメントを用いたプロトタイプを展示し、環境問題への意識を高めました。

シンガポール館は、「集う」をテーマに、多民族社会の集い方を建築で表現し、参加型の展示を行いました。

建築展、興味深いですね。人生の転機を迎えている私にとって、建築は、まるで新しい自分を創造するようなものに感じられます。過去のものを再利用して未来につなげるというテーマにも惹かれますね。

建築の新たな可能性

建築業界におけるDX推進の動きについて見ていきましょう。

デジタル技術を活用し、効率的で持続可能な建設プロジェクトを実現しようとしています。

日本の建設業界はなぜデジタル化が遅れているか？オートデスクとデロイトが調査「技術スキルと予算が障壁」：課題解決の糸口は共通データ環境（ページ）

公開日:2023/08/30

✅ Autodesk と Deloitte Australia は、オーストラリアにおける DX を推進するための共同イニシアチブを発表しました。

✅ このイニシアチブは、オーストラリアの建築、エンジニアリング、建設 (AEC) 業界における BIM (Building Information Modeling) の採用を促進し、より効率的で持続可能な建設プロジェクトを実現することを目指しています。

✅ 両社は、Autodesk Construction Cloud を活用し、AEC 業界のデジタル変革を加速させ、プロジェクトの効率性と持続可能性を高めることで、オーストラリアの経済成長に貢献していく計画です。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/2308/29/news148.html

建築業界のDX推進は、今後の発展に大きく貢献しそうですね。

デジタル技術を駆使して、より良い未来を築くための取り組みに期待したいです。

コロナ禍の影響を受け、各館では当初の計画を変更し、オンラインでの連携や、デジタル技術を活用した展示方法を導入するなど、建築プロセスや協調に新たな視点を取り入れました。

各キュレーターは、テーマに基づいた展示を通して、建築が社会や環境に貢献できる可能性を示唆しています。

テクノロジーの進化は素晴らしいですね！でも、物質的な豊かさだけではなくて、魂が喜ぶような、内面から輝けるような建築も生まれてほしいです。自然との調和とか、そういうスピリチュアルな要素も大切だと思います。

本日の記事では、ヴェネチア・ビエンナーレ2024の日本館の課題と、建築業界のデジタル化についてご紹介しました。

今後の動向に注目していきましょう。