橋本晶子、鉛筆画で魅せる空間表現とは?shiseido art egg賞受賞作家、その世界観に迫る(?マーク)shiseido art egg賞受賞作家、橋本晶子のインスタレーション作品の魅力
資生堂artegg賞受賞、橋本晶子の世界へ。鉛筆画と空間を融合させた、繊細で儚いインスタレーション。日常空間を舞台に、光と影、家具を巧みに操り、鑑賞者を「風景」へと誘う。武蔵野美術大学出身、精力的な活動を続ける彼女の作品は、絵画の概念を超え、新たな美意識を呼び覚ます。あなたの日常に、新たな視点をもたらす展覧会。
💡 橋本晶子は鉛筆画を駆使し、空間全体を作品として表現するインスタレーションアーティスト。
💡 資生堂art egg賞を受賞し、その才能が高く評価されている。代表作は「Askhim」など
💡 日常空間を舞台に、光と影、家具などを組み合わせ、観る者を独特な世界へと誘う。
まず、橋本晶子さんがどのようなアーティストなのか、そして彼女の作品が持つ魅力について、皆さんにご紹介していきます。
第14回shiseidoartegg賞の選出
shiseidoartegg賞はどんな基準で選ばれるの?
新時代の価値観を反映しているか
今回は、若手アーティストを支援する「shiseido art egg賞」に焦点を当て、その概要と受賞者の作品について見ていきましょう。

✅ 「第14回 shiseido art egg」展が10月2日から銀座の資生堂ギャラリーで開催され、215件の応募から選ばれた3人の新進アーティストによる個展が開催されます。
✅ 西太志展、橋本晶子展、藤田クレア展がそれぞれ期間を設定して開催され、事前予約制となっています。
✅ 展覧会終了後には、審査員である今井俊介、大崎清夏、川上典李子によって「shiseido art egg賞」が選ばれ、資生堂ギャラリーのオフィシャルサイトで発表されます。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.cinra.net/news/20201001-artegg今回選出された3名のアーティストの今後の活躍が楽しみですね。
特に、橋本晶子さんの作品は、どのような空間表現を見せてくれるのか期待が高まります。
第14回shiseidoartegg賞は、215件の応募の中から、橋本晶子、藤田クレア、西太志の3名が選ばれました。
受賞者は2020年4月、5月、6月に資生堂ギャラリーで個展を開催し、その中からshiseidoartegg賞が選出されます。
審査では、時代の新しい価値観を反映しているか、テーマが私たちに気づきをもたらすか、ギャラリーの空間で現実化できるかなどが重視されました。
審査員は美術作家の今井俊介氏、詩人の大崎清夏氏、ジャーナリスト・「21_21DESIGNSIGHT」アソシエイトディレクターの川上典李子氏の3名でした。
審査員からは、社会状況やアートシーンの変化の中で、新進アーティストの活動を支援するshiseidoartegg賞の意義がますます高まっているという意見が出されました。
なるほど、時代の新しい価値観を反映したアーティストを選出するというのは、とても興味深いですね。アートの世界も多様性を受け入れる時代なんだなと感じました。
橋本晶子の作品が評価された理由
橋本晶子さんの「Askhim」展の最大の魅力は?
空間全体を作品に
ここで、橋本晶子さんの作品について、もう少し詳しく見ていきましょう。
彼女の作品は、空間全体を使った表現方法が特徴です。

✅ この記事では、3つの展覧会「素材のチカラ」「いきることば つむぐいのち」「shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)」を紹介しています。
✅ 「素材のチカラ」展では、作家が選んだ素材に焦点を当て、池永康晟の岩絵具を使った美人画、九千房政光の現代的な仏像彫刻、池田晃将の貝殻を使った漆芸作品などが紹介されています。
✅ 「いきることば つむぐいのち」展は、デザイナー永井一正の作品とメッセージを展示したもので、生き物の絵を通して共生へのメッセージを発信しています。一方、「shiseido art egg」展では、橋本晶子の鉛筆画が中心で、虚実を混ぜ合わせた空間表現によって、観る人を不思議な世界へと誘います。
さらに読む ⇒今日の献立出典/画像元: http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/11/post-09861b.html橋本晶子さんの作品は、絵画と空間を融合させることで、鑑賞者に没入感を与えている点が素晴らしいですね。
まるで、絵の中に入り込んだような感覚になれるというのは、とても魅力的です。
橋本晶子さんの展覧会「Askhim」は、鉛筆画による静的なインスタレーションで、遠くの広がりを喚起するものでした。
照明の使い方や細部へのこだわりが評価され、時代の変化に流されず自身の仕事を探求する作家としての姿勢も高く評価されました。
他の受賞候補者には、巨大な絵画と立体作品を組み合わせた西太志さんの「GHOSTDEMO」展、噴水や機械などを組み合わせた藤田さんの展覧会がありました。
橋本晶子さんの作品は、単に絵画を展示するだけでなく、光と影、家具などを巧みに組み合わせ、空間全体を作品の一部として表現する点が特徴です。
鑑賞者は、絵画と空間を一体となって体感することで、まるで「風景」の中に誘われているような感覚を味わえます。
鉛筆画で空間を表現、ですか。なんだか、抽象的で曖昧な表現方法にも感じますが、具体的にどのような技術が使われているのか、もう少し詳しく知りたいですね。
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日本画から転向、鉛筆と空間で魅せる橋本晶子のインスタレーション。日常を舞台に、儚い線と光が生み出す、新たな美意識の世界へ。