細見美術館『美しい春画』展とは?北斎、歌麿、春画の世界へ誘う展覧会とは?北斎、歌麿の春画作品が多数展示される『美しい春画』展の見どころ
江戸の粋、春画の世界へ。北斎、歌麿ら巨匠の競演! 細見美術館で開催される「美しい春画」展では、秘められた情熱と美しさを解き明かします。肉筆「浪千鳥」日本初公開、歌麿の大作、海外里帰り作品など、貴重な作品が目白押し。禁断の芸術が、今、鮮やかに蘇る。江戸文化の深淵を、あなたも覗いてみませんか?
💡 細見美術館で開催される『美しい春画』展では、北斎や歌麿をはじめとする巨匠たちの春画作品を多数展示。
💡 春画の歴史、多様な表現、そしてそこに込められた文化的な意味合いを、貴重な作品を通して探求します。
💡 国内美術館初公開となる北斎の肉筆画「浪千鳥」や歌麿の横幅1メートル超えの大作にも注目です。
本日は、細見美術館で開催される『美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-』展についてご紹介します。
春画の世界を紐解く魅力的な内容となっております。
春画のルーツと発展
江戸時代の春画はどんな役割を持っていた?
楽しみ、縁起物、嫁入り道具
本展は、春画のルーツから発展、当時の文化や美意識を紹介。
北斎や歌麿の作品を通して、春画の魅力を伝えます。

✅ 細見美術館で「美しい春画―北斎・歌麿、交歓の競艶―」が開催されます。
✅ 北斎の肉筆作品「浪千鳥」など、日本初公開の作品も展示されます。
✅ 歌麿、雪鼎、栄之など、様々な画家の作品が展示され、春画を通して当時の文化や美意識に触れることができます。
さらに読む ⇒美術手帖出典/画像元: https://bijutsutecho.com/magazine/news/exhibition/29155/pictures/3春画が単なるエロティシズムではなく、文化の一部として存在していたことに驚きました。
火災除けのお守りとしての役割もあったとは、興味深いですね。
江戸時代、春画は単に個人の密かな楽しみではなく、男女対等に楽しまれる文化でした。
「美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-」展は、細見美術館で開催されており、春画の美しさに焦点を当てています。
平安時代にはすでに春画が存在し、江戸時代には風俗画が隆盛し、春画も発展しました。
当時の人々は春画を「笑い絵」や「和印」と呼び、楽しみ、嫁入り道具や縁起物として扱っていました。
展覧会では、春画のルーツである風俗画から始まり、長谷川等伯や狩野山楽といった寺院の絵師たちの作品も紹介されています。
さらに、上方(関西)では、月岡雪鼎・雪渓親子など腕の良い浮世絵師が活躍し、特に雪鼎は美人画の名手で春画も得意としていました。
雪鼎の春画は、天明の大火でも蔵が焼け残ったことから、火災除けのお守りとしても人気を博しました。
春画って、もっとタブーなものだと思ってました。でも、文化的な背景を知ると、見方が変わりますね。当時の人々の価値観や考え方に触れられるって、なんだかワクワクします。
細見美術館「美しい春画」展の見どころ
北斎と歌麿の春画競演!本展の見どころは?
肉筆春画の傑作が目白押し
本展は、春画が「大名道具」として扱われたり、庶民の間で人気を博していた背景を解説。
絵師たちの技法にも注目です。
公開日:2024/09/14

✅ 細見美術館で開催されている「美しい春画―北斎・歌麿、交歓の競艶」展は、春画が「大名道具」として扱われた歴史や、庶民の間での人気、そしてその制作に携わった絵師たちの技法と作品の魅力を紹介する展覧会です。
✅ 展覧会は「上方春画の世界」「北斎・歌麿の競艶」「魅惑の浮世絵春画」の3章構成で、月岡雪鼎、喜多川歌麿、葛飾北斎ら著名な絵師の作品を通して、江戸時代の春画の世界を多角的に見ることができます。
✅ 注目すべきは、北斎の肉筆画「閨中交歓図」や「春愁図」、歌麿の掛け軸「夏夜のたのしみ」、そして国内美術館初展示となる歌麿の12枚組画帖など、貴重な作品が多数展示されている点です。さらに、武者絵や諷刺絵で知られる歌川国芳の作品も展示され、彼の独特な世界観を楽しむことができます。
さらに読む ⇒美術展ナビ出典/画像元: https://artexhibition.jp/topics/news/20240910-AEJ2338963/北斎の「蛸と海女」だけでなく、歌麿の作品や珍しい肉筆画も見られるのは、とても魅力的ですね。
貴重な作品を通して、江戸時代の春画の世界を堪能したいです。
「美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-」展の目玉は、葛飾北斎の春画作品の中で最も有名な「蛸と海女」を含む『喜能会之故真通』の展示です。
本展は、版画や版本だけでなく、貴重な肉筆春画に焦点を当て、これまで美術館での展示が叶わなかった作品を多数紹介しています。
特に注目すべきは、北斎の肉筆春画の傑作「肉筆浪千鳥」の日本の美術館での初公開、そして歌麿の横幅1メートル超えの大作「夏夜のたのしみ」の初公開です。
さらに、海外から里帰りしたフォーニッツコレクションの美しい春画22点も展示されています。
本展では、北斎と歌麿という二人の巨匠による春画の競演を、貴重な作品を通して体感できる貴重な機会です。
春画が芸術作品として評価される背景には、時代背景や文化的な要素があるんですね。学術的な視点からも興味深いです。展示では作品の制作技法や、当時の社会的な背景も解説されるのでしょうか?
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北斎の秘蔵春画、日本初公開!江戸の性愛表現を極めた「肉筆浪千鳥」など、貴重な作品が集結。浮世絵師たちの情熱と美意識が、今、蘇る!