リサ・ラーソンと日本の陶芸プロジェクトの軌跡を追う!「にっぽんのリサ猫」とは?日本の伝統とリサ・ラーソンの世界観が融合。益子焼から始まる「にっぽんのリサ猫」プロジェクト
スウェーデンを代表する陶芸家リサ・ラーソンの夢を形にした「にっぽんのリサ猫」。日本の風土と職人技が、愛らしい猫たちを誕生させました。益子焼とのコラボで生まれた個性豊かな猫たちは、伝統とモダンが融合した唯一無二の存在。手描きの温もりと、各工房の個性が光る、表情豊かな猫たちに注目!全国各地で展開予定の「リサ猫」シリーズ、あなたのお気に入りの一匹を見つけてください。
💡 スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンが日本の陶芸に魅了され、日本の窯元とコラボした「にっぽんのリサ猫」プロジェクト。
💡 益子焼をはじめ、全国各地の窯元で制作される「にっぽんのリサ猫」は、各地域の土や釉薬、職人技を活かした個性豊かな作品。
💡 第一弾の益子焼から始まり、今後の展開が期待される「にっぽんのリサ猫」プロジェクト。オンラインストアや陶器市での販売も。
それでは、リサ・ラーソンと日本の陶芸との出会いから、「にっぽんのリサ猫」プロジェクトの詳細、そして今後の展望まで、詳しく見ていきましょう。
リサ・ラーソンと日本の陶芸
リサ・ラーソンは日本の陶芸にどんな影響を受けたの?
日本の伝統に魅了され、作品に反映
リサ・ラーソンが日本の陶芸に興味を持ち、益子焼との出会いを経て「にっぽんのリサ猫」プロジェクトへと繋がった経緯をご紹介します。

✅ リサ・ラーソンは、1950年代に益子焼きを世に広めた濱田庄司と出会い、日本の陶芸について学びました。
✅ 日本の文化に興味を持ったリサは、益子焼の作品を作りたいと夢見ていました。
✅ その夢が実現し、6種のお皿が発売されました。
さらに読む ⇒–オフィシャルサイトのトップページ。スウェーデンを代表する陶芸家リサラーソンの作品紹介、販売などを行っております。出典/画像元: https://lisalarson.jp/archives/2446濱田庄司との出会いから日本の陶芸に興味を持ったリサ・ラーソン。
その夢が実現し、益子焼のお皿が発売されたことは素晴らしいですね。
スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンは、生前、日本の陶芸に強い関心を持ち、日本の窯元で自分の猫を作ってみたいという夢を語っていました。
1950年代に日本を訪れたリサは、濱田庄司と出会い、日本の陶芸について学びました。
以来、リサは日本の文化に強い興味を持ち続け、トンカチは益子で様々なプロダクトを手がけてきました。
リサ・ラーソンの作品は、日々の暮らしの中で生まれたインスピレーションから、独特の温かみとユーモアを帯びており、多くの人々の心を魅了しています。
『MOE』編集者の森下訓子さんは、リサさんの作品の魅力は、ストイックな仕事への取り組みだけでなく、家族や友人との生活との調和にあると指摘します。
リサさんは、1970年の大阪万博で、日本の焼き物や竹の工芸品に魅せられた経験があり、その影響は作品にも見られるそうです。
森下さんは、リサさんの作品は、日用品であっても、美意識とインスピレーションから生まれており、家族との時間や猫との触れ合いなど、日常の様々な経験が作品に反映されていると語ります。
例えば、『大きな動物園シリーズ』の『ネコのミア』は、猫の仕草を絶妙に表現した作品で、陶芸のセオリーにとらわれない、リサさんの感性が生み出したものです。
リサさんの作品が、日常のインスピレーションから生まれているって、すごく素敵ですね。私も日々の生活を大切に、インスピレーションを活かせるように心がけたいです。
「にっぽんのリサ猫」プロジェクト始動
「にっぽんのリサ猫」はどんなプロジェクト?
日本の風土と技が融合したリサ猫
「にっぽんのリサ猫」プロジェクトの始まりと、益子焼のT工房との協同制作について、詳しく見ていきましょう。

✅ 株式会社トンカチが、リサ・ラーソンの「にっぽんのリサ猫」シリーズの第一弾として、栃木県益子のT工房で制作された「にっぽんのリサ猫(一番、益子)」を公開した。
✅ 「にっぽんのリサ猫」シリーズは、全国の工房でリレーのように異なる猫を制作していくという試みで、益子焼のT工房では、リサ・ラーソンの原型をもとに型を作成し、その型を次の工房に引き継ぐ。
✅ 益子焼は、濱田庄司が定住して陶芸のメッカと言われるようになった産地で、石材粉や古鉄粉を釉薬にし、犬毛筆で色づけを行うことで、重厚な色合いとぼってりとした肌触りが特徴である。
さらに読む ⇒市ケ谷経済新聞出典/画像元: https://ichigaya.keizai.biz/release/387108/益子焼の伝統とリサ・ラーソンの世界観を見事に融合させた作品ですね。
手描きの風合いを大切にするという新しい試みも素晴らしいです。
「にっぽんのリサ猫」シリーズは、リサ・ラーソンの夢を叶えるべく、日本の各地の風土や職人技、土や釉薬を活かして制作されています。
益子焼との出会いも、この企画を生み出すきっかけとなりました。
今回の新作は、益子焼の伝統とリサ・ラーソンの作品が融合した、まさに「にっぽんのリサ猫」と言えるでしょう。
「にっぽんのリサの猫」プロジェクトは、益子焼のT工房のKさんと共同で、全国の工房と連携して、それぞれの個性を取り入れたリサの猫作品を制作していくという試みです。
従来の制作方法とは異なり、ひとつの工房で型を作り、その型を次の工房に引き継ぎ、リレーのように制作していく点が大きな特徴です。
T工房は、益子焼きの特徴を生かしつつ、信楽の土と益子の伝統的な釉薬である「並白釉」を使用し、磁器ではなく陶器で制作することで、手描きの風合いを大切にするという新しい試みを取り入れてくれました。
制作チームは、猫好きな30代の女性を中心に構成され、オリジナルのリサの雰囲気を保ちながら、それぞれの工房の個性と個人の個性を反映した、生き物のような猫を目指しています。
顔の表現では、型に薄いガイドの溝をつけることで、人の手で微妙な違いを出すよう工夫されています。
また、顔料を塗布後に軍手で拭き取ることで、オリジナルに近い自然な仕上がりを実現しています。
T工房では、原型を3Dスキャンしてデータ化し、そこから形を作るという現代的な手法も取り入れています。
「にっぽんのリサ猫」は、益子からスタートし、全国に広がっていく予定です。
乞うご期待!。
なるほど、型を共有しながらも、それぞれの工房の個性を出すんですね。でも、手作りの違いって、本当に品質に影響するんでしょうか? 科学的なデータとかあるんでしょうか。
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益子焼リサ猫、第二弾!伝統釉薬をまとった3匹が登場。個性的なぶち模様が魅力。陶器市POPUPも開催!日本の美とリサの愛が融合。