アートフェアの最新動向:NADAニューヨーク、オンライン化、そしてACKの挑戦?アートフェアの多様な展開:NADAニューヨーク、オンラインアートフェア、そしてArt Collaboration Kyoto
アートフェア「NADAニューヨーク」が4年ぶりに復活!新進気鋭からベテランまで、多様な作品が集結。レイチェル・ブラウニングのランドアート批判、ルーク・パーネルのトラウマ表現など、注目ブースを紹介。コロナ禍でもアートは止まらない!オンラインと現地展覧会を組み合わせた「NADAMiami」や、日本発の新しいアートフェア「ArtCollaborationKyoto」など、革新的な試みにも注目!
💡 NADAニューヨークは、新進気鋭のアーティストとベテランアーティストが集結し、多様な作品を展示しました。
💡 コロナ禍において、オンラインアートフェアとオフラインの連携が進み、新たなアート体験の機会が生まれています。
💡 Art Collaboration Kyoto(ACK)では、国内外のギャラリーによる展示に加え、様々な企画展やプログラムが展開されています。
本日は、アートフェアの最新情報についてご紹介いたします。
まずは、ニューヨークで開催されたアートフェア「NADA」から見ていきましょう。
NADAニューヨーク 新進気鋭のアーティストとベテランアーティストが集結
NADAニューヨークで注目を集めたアートは?
風景、トラウマ、黒人史
さて、最初にNADAニューヨークについてです。
120ものギャラリーが集まり、活気あふれるアートフェアだったようですね。

✅ 2022年5月5日から8日にかけて開催されたNADAニューヨークは、120ものギャラリーが集結し、かつての会場であるピア36に戻っての開催となりました。
✅ アートフェアでは、新進気鋭のキュレーターでギャラリストのケンドラ・ジェイン・パトリックが5つの個展を企画しました。アーティストたちは、自然との関係性や自らの文化とトラウマ、歴史の再解釈といったテーマを作品を通して表現しました。
✅ 特に注目すべきは、レイチェル・ブラウニングがモスコウィッツ・ベイズのブースで発表した水平な風景写真、ルーク・パーネルがマコーリー& Co.で発表した箱型の太鼓作品、オルセイがパテル・ブラウン・ギャラリーで発表したホッケー用スティックや農具を使った作品です。それぞれが独自の視点で社会や歴史、文化を問う作品となっています。
さらに読む ⇒(アートニュースジャパン)出典/画像元: https://artnewsjapan.com/article/208レイチェル・ブラウニングの水平な風景写真、ルーク・パーネルの箱型の太鼓作品、オルセイのホッケー用スティックなど、多様な表現方法に大変興味を惹かれました。
2022年5月5日から8日にかけて開催されたアートフェア「NADAニューヨーク」は、120ものギャラリーが集結し、4年ぶりにピア36に戻って開催されました。
キュレーターのケンドラ・ジェイン・パトリックが企画した5つの個展に加え、ARTnewsが選んだ注目すべきブースを紹介しましょう。
レイチェル・ブラウニングは、風景を水平に撮影する作品で、ランド・アートに対する批判を含んでいます。
ルーク・パーネルは、自身とコミュニティのトラウマを表現した箱型の太鼓作品を発表しました。
オルセイは、黒人の王党派コミュニティの過去をテーマにした作品で、ホッケー用スティックや農具を素材に用いています。
他の注目すべきブースには、マット・リーブスが製作したコンピューターで生成された彫刻や、ジョン・エブリーが描いた抽象的な絵画などがあります。
NADAニューヨークは、新進気鋭のアーティストからベテランアーティストまで、多様な作品を展示し、アートシーンの活況を改めて示しました。
それぞれのアーティストが、社会や個人的な経験を独自の視点で表現していて素晴らしいと思いました。アートって、本当に色々な形があるんですね!
コロナ禍におけるアートフェアの新たな試み:オンラインとオフラインの融合
世界中を繋ぐアートフェア、NADAMiamiの今冬の特徴は?
現地展覧会とオンライン開催の融合
次に、オンラインとオフラインの融合についてです。
オンラインセミナーやオンラインアートフェアなど、新しい試みがされていますね。

✅ CADAN Art Webinar「Go To アートフェア!01|NADA Miami / Tokyo」は、現代美術のオンラインセミナーで、NADA Miami / Tokyo 開催概要について解説します。
✅ NADA Miamiは、世界44都市から97のギャラリーがオンラインで作品を展示するアートフェアです。CADANのメンバーギャラリーからはMISAKO & ROSEN、XYZ collective、KAYOKOYUKI、Satoko Oe Contemporaryが出展します。
✅ セミナーでは、出展するギャラリストが「NADA Miami / Tokyoの特徴」「出展する作品」について語り、NADA Miami/Tokyoのアンバサダーである深野一朗さんがモデレーターを務めます。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://cadan.org/cadanartwebinar-gotoartfair01/CADAN Art WebinarやNADAMiamiのように、オンラインとオフラインを組み合わせたイベントは、今後のアートフェアの新たなスタンダードになるかもしれませんね。
新型コロナウイルスの影響で国際的なギャラリーが現地に集まることが困難な中、アートフェア「NADAMiami」は、オンラインアートフェアと並行して、各都市の参加ギャラリーとのコラボレーションによる現地での展覧会を12月1日〜5日に開催します。
44都市から97のギャラリーが集結し、オンラインアートフェアのほか、サンフランシスコ・ベイエリア、ブリュッセル、シカゴなど複数の地域で物理的な展覧会が行われます。
東京ではMISAKO&ROSENを会場に、KAYOKOYUKIを含む6つのギャラリーが出展し、11人のアーティストの作品を紹介する予定です。
NADAMiamiの主催者は、新進気鋭の才能を称え続け、地元でのギャラリー展覧会とオンラインでのアート発見の機会を提供することを表明しています。
会期中には、アーティストやアート専門家によるバーチャル・プログラミング・シリーズも展開されます。
オンラインとオフラインのハイブリッド開催は、移動制限のある状況下では有効な手段ですね。ただ、オンラインだと実物の質感やスケール感が伝わりにくいという課題もありますね。
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コロナ禍で変化を迫られるアート業界。オンライン展覧会や、国境を越えたコラボなど、新たなアート体験を提供する試みが生まれています。