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木村伊兵衛写真展とは?写真家・木村伊兵衛の作品と展覧会の魅力を徹底解説!没後50年、写真界の巨匠・木村伊兵衛を振り返る

「和製ブレッソン」と呼ばれた写真家、木村伊兵衛。没後50年を記念し、その全貌を網羅する写真展が開催!ライカを駆使したスナップ、女性ポートレート、戦前・戦後の日本の風景…代表作から晩年の中国旅行写真まで、写真史に名を刻む木村伊兵衛の世界を堪能あれ。 会期は5月12日まで。

木村伊兵衛写真展とは?写真家・木村伊兵衛の作品と展覧会の魅力を徹底解説!没後50年、写真界の巨匠・木村伊兵衛を振り返る

📘 この記事で分かる事!

💡 木村伊兵衛は、スナップ写真とポートレートで知られ、「和製ブレッソン」とも呼ばれた写真家です。

💡 東京都写真美術館で開催中の「没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる」展では、代表作や未公開作品が展示。

💡 木村伊兵衛の作品は、写真を通して人間の営みを捉え、見る者に時代を超えた感動を与えます。

それでは、本記事を通して、木村伊兵衛の人物像、作品、そして現在開催中の展覧会の魅力について、詳しく見ていきましょう。

木村伊兵衛:写真家としての軌跡

木村伊兵衛はどんな写真家だった?

日本の近代写真界を牽引した写真家

木村伊兵衛の写真家としての足跡を辿り、彼の代表的な作品をいくつかご紹介します。

今日は何の日?木村伊兵衛の誕生日!月日
今日は何の日?木村伊兵衛の誕生日!月日

✅ 木村伊兵衛は、戦前・戦後を通じて活動した著名な写真家で、報道、宣伝写真、ポートレートなど様々なジャンルで作品を残しました。特に、スナップ写真と女性ポートレートで知られています。

✅ 木村は、ライカカメラを使いこなし、当時の主流であった絵画的な表現から、動的印象を捉えるスナップ写真という新しい表現方法を開拓しました。その軽快なスタイルから「和製ブレッソン」と呼ばれたこともあります。

✅ 女性ポートレートでは、同時代の土門拳とは対照的に、浅い被写界深度でソフトに女性を捉え、その美しさを際立たせる作品で知られています。代表的な作品には「秋田おばこ」などがあります。

さらに読む ⇒|トランジット出典/画像元: https://transit.jp/regular/japan/on-this-day-1212/

木村伊兵衛の写真作品は、日常の一瞬を捉え、被写体の魅力を最大限に引き出している点が印象的です。

特に女性ポートレートの柔らかい表現は、その時代の空気感を伝えています。

木村伊兵衛は、1901年12月12日に生まれ、1974年5月31日に亡くなった日本の写真家です。

戦前・戦後を通して日本の近代写真界を牽引し、小型カメラ「ライカ」の愛用者として知られています。

ライカの速写性を生かしたスナップやポートレートで才能を発揮し、特に女性を被写体としたポートレートを得意としていました。

彼の作品は、ありのままの日常風景や人物を捉え、スナップ写真の世界的名手アンリ・カルティエ=ブレッソンになぞらえて「和製ブレッソン」とも呼ばれています。

1950年には、日本写真家協会の初代会長に就任し、没後には新人写真家を対象とした「木村伊兵衛賞」が創設されました。

なるほど、木村伊兵衛さんの写真は、日常の中に隠された美しさを見つけることができるんですね。写真を通して、もっと深く世界を感じることができそうです。

没後50年 木村伊兵衛展

木村伊兵衛没後50年展で展示される代表作は?

「板塀、追分、秋田」など

本展の見どころと、写真を通して感じられる木村伊兵衛のメッセージについてご紹介します。

東京都写真美術館「没後年木村伊兵衛写真に生きる」展

公開日:2024/03/20

東京都写真美術館「没後年木村伊兵衛写真に生きる」展

✅ 東京都写真美術館で開催されている「没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる」展は、日本の写真史に大きな影響を与えた写真家・木村伊兵衛の回顧展です。

✅ 戦前からの沖縄や東京の風景、ヨーロッパや中国での旅の写真など、木村伊兵衛が捉えた人々の生活や時代の空気感が、モノクロ写真を通して鮮やかに伝わってきます。

✅ 特に、最近発見されたニコンサロンでの個展「中国の旅」の展示プリントは、経年変化によるセピア色の温かみが加わり、懐かしさと同時に普遍的な人間の姿を感じさせてくれる貴重な作品です。

さらに読む ⇒ぶんじんのおはなし第二話出典/画像元: https://www.bunjin.club/2024/03/20/kimura-ihei/

展示されている写真は、それぞれの時代を写し出し、まるでタイムスリップしたような感覚になりますね。

特に、中国の旅の展示プリントは、写真の持つ温かみを感じさせます。

東京都写真美術館にて、2024年3月16日から5月12日まで、写真家・木村伊兵衛の没後50年展「没後50年木村伊兵衛写真に生きる」が開催されます。

本展では、木村伊兵衛が日本の写真史に遺した数々の作品を振り返り、その多岐にわたる活動を網羅します。

展示される作品には、『板塀、追分、秋田』や『那覇の市場、本通り、沖縄』、『ミラボー橋、パリ、フランス』など、木村伊兵衛の代表作が含まれています。

また、生前最後の個展「中国の旅」の展示プリントも特別公開される予定です。

写真の歴史的な価値もさることながら、経年変化による色合いの変化も楽しめるというのは、面白いですね。科学的な視点からも、写真の保存技術など興味深いです。

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没後50年、写真家・木村伊兵衛の集大成!文芸家ポートレートから中国の旅まで、時代を超えた傑作群を網羅。写真表現を追求した木村伊兵衛の世界へ。