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バンクシーのロンドン ストリートアートは今? 最新作「tree」とは?ロンドンを彩るストリートアートの数々

覆面アーティスト、バンクシーがロンドン各地に残したアニマルモチーフのストリートアート、「ロンドン動物園シリーズ」と、環境問題・人種差別問題などをテーマにした新作を詳細解説。作品の場所、状態、制作年代、そしてバンクシー展情報まで網羅した、ロンドン観光にも役立つ必見ガイド!バンクシー作品の魅力を再発見し、社会問題への意識を深める。

バンクシーのロンドン ストリートアートは今? 最新作「tree」とは?ロンドンを彩るストリートアートの数々

📘 この記事で分かる事!

💡 バンクシーの最新作「tree」は、環境問題への警鐘を込めた作品。ロンドンの都市部における環境破壊を象徴。

💡 ロンドン各地に残されたバンクシーのストリートアートは、社会問題や政治的メッセージを発信。その場所や状態も変化。

💡 バンクシーの作品は、人種差別、監視社会、難民問題など、現代社会が抱える問題提起。見る者に問いかける。

それでは、バンクシーのストリートアートの世界へご案内いたします。

まず、最初にご紹介するのは、ロンドン動物園シリーズです。

バンクシーのロンドン動物園シリーズ - 街に現れた動物たちのメッセージ

バンクシーの「ロンドン動物園シリーズ」は何日間続いた?

9日間

バンクシーの作品は、都市空間をキャンバスに、社会風刺や問題提起を行うことで知られています。

ロンドン動物園シリーズについても見ていきましょう。

バンクシーロンドン動物園シリーズ作品を解説

公開日:2024/08/09

バンクシーロンドン動物園シリーズ作品を解説

✅ バンクシーは2024年8月5日から9日間、ロンドン各地に動物の絵を描き続け、「ロンドン動物園シリーズ」と呼ばれています。

✅ 作品はヤギ、ゾウ、サル、オオカミ、ペリカン、ネコ、ピラニア、サイ、ゴリラと続き、どの作品にもタイトルや解説はなく、観る人に意味を考えて欲しいという意図が込められています。

✅ 各作品は社会問題や動物の保護など、バンクシーらしいメッセージ性を持つと考えられます。例えば、監視カメラのヤギは森林破壊や監視社会を、部屋から鼻を出す象は移民問題を、街で自由気ままに動くサルは難民問題を表現している可能性があります。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://theartofbanksy.jp/banksy-london-zoo-series2024/

これらの作品は、バンクシーの鋭い視点と、社会に対するメッセージが込められていますね。

それぞれの作品が持つ意味を、深く考えさせられます。

2024年8月5日から9日間、バンクシーはロンドン各地に動物をモチーフにした作品を残し、ファンからは「ロンドン動物園シリーズ」と呼ばれています

1日目はヤギ、2日目はゾウ、3日目はサル、4日目はオオカミ、5日目はペリカン、6日目はネコ、7日目はピラニア、8日目はサイ、そして9日目はゴリラと続き、それぞれの作品にタイトルや解説はなく観る人に解釈を委ねています。

バンクシーはこのシリーズを通じて、環境問題社会問題、監視社会、難民問題など、様々な問題についてメッセージを送っていると考えられています。

作品は全てタイトルや解説がないため、観る人それぞれが自身の解釈で作品を受け止めることになるでしょう。

例えば、1日目のヤギは崖の上に立ち、監視カメラに見つめられ、足元からは石が転げ落ち、人間による環境破壊や監視社会への警鐘を鳴らしているとも考えられます。

2日目の2頭のゾウは塞がれた窓から鼻を出して会話しており、イギリス社会で問題視されている移民や難民問題を暗示しているとも考えられます。

3日目の3匹のサルは自由気ままに動き回り、難民排斥運動に関するメッセージが含まれているとも考えられます。

4日目のオオカミは衛星アンテナの上に描かれ、その後盗難にあいました。

5日目のペリカンは魚をくわえ、フィッシュ・アンド・チップスのお店の上部に描かれましたが、お店の人は当日の朝に初めて作品に気づいたそうです。

6日目のネコは伸びをする姿で、放棄されたビルボードの上に描かれた後、撤去されました。

7日目のピラニアは群れで街中を泳いでいる様子が描かれ、「あなたがこれを見ることができるなら、私達もあなたのことが見えています」というメッセージが添えられています。

8日目のサイは廃車に乗っかっている様子が描かれています。

バンクシーの作品は、観光客だけでなく、地元住民からも注目を集めています。

作品は消されてしまう可能性もあるため、実際に訪れる際は注意が必要です。

うーん、ヤギの作品、すごく心に響きました。監視カメラに見られるって、なんだか圧迫感がありますよね。私も自然との繋がりを大切にしたいな。

バンクシーの最新作「木」 - 賛否両論を呼ぶ街の芸術

バンクシーの新作はどんなメッセージを込めている?

環境問題

バンクシーの作品は、常に話題を呼んでいますね。

今回の『木』についても、様々な意見が出ているようです。

バンクシー、裸木に「葉」描くロンドン北部で新作公開
バンクシー、裸木に「葉」描くロンドン北部で新作公開

✅ バンクシーがロンドン北部・フィンズベリーパーク地区に新作を発表しました。

✅ 新作は、裸木に緑の葉を描いたものです。

✅ バンクシーは、近年政治的なメッセージを込めた作品を多く発表しており、今回の作品もその一つと考えられています。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/awd/news-in-100/25864

盗難やいたずらなど、ストリートアートならではの問題も抱えていますね。

作品が保護されることを願うばかりです。

イギリス人覆面芸術家バンクシーが、ロンドン北部フィンスベリーパークに出現した「木」の壁画が自身の作品であることを認めました。

この作品は、緑色のペンキで描かれた木の枝葉を落とされた木と、スプレーペンキの器具を持った人物の絵が組み合わされ、遠くから見ると緑の葉が豊かに茂っているように見えることから、環境問題へのメッセージを含んでいる可能性が指摘されています。

バンクシーは世界で最も有名な芸術家の一人であり、その正体は依然として明らかになっていません。

近年ではバンクシーの作品が盗難されてしまう事件も発生しており、今回の作品では、手前にある木を作品の一部にすることで自身が盗難問題を解決したとも考えられています。

地元住民からは「誇らしい」と歓迎され、バンクシーが自身の作品だと認める前の段階では、イズリントン行政区の労働党議員は「この地域で最も貧しい場所の一つ」にバンクシーの作品が登場したことに喜びを表していました。

しかし、この作品は白い塗料で汚される事件が発生しました。

イズリントン行政区は監視カメラを設置し、作品の保護方法を検討しており、この作品がそのまま残ることを望んでいます。

地元住民は作品を歓迎しており、観光客も増えていますが、プライバシーの侵害を懸念する声も上がっています。

一方、壁画の前にある桜の木が剪定され過ぎていると指摘する自然保護活動家もおり、行政区は木を保護するために必要な手入れを行っていると説明しています。

作品の解釈は人それぞれですが、環境問題への意識を高めるきっかけになるのはいいですね。ただ、科学的な根拠に基づいた情報も欲しいところです。

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バンクシーがバスキアに捧げた壁画、ロンドン18作品を網羅!社会風刺とメッセージを込めたストリートアートを、マップと共にご紹介。ロンドン観光のお供に。