八木保氏のデザイン哲学とは?デザイン/アート/コレクションを通して紐解く氏の独特な視点とは?八木保氏のデザインとコレクションの世界:ジャン・プルーヴェからサザビーズ出品まで
グラフィックデザイナー八木保氏の、デザイン哲学とコレクションに迫る。アップルストアを手掛けた実績も持つ氏の"選択眼"が、ジャン・プルーヴェや倉俣史朗といった名作を通して明らかに。空気感を重視し、AXISFontを愛用する理由とは? サザビーズオークション出品作品も紹介。デザインと人生を豊かにするヒントが詰まった、必見の記事。
💡 八木保氏がジャン・プルーヴェの作品に魅せられた理由や、デザインにおける「空気感」の重要性を解説。
💡 AXISFontへのこだわりや、デザインと生活を融合させる八木氏のコレクション観を紹介。
💡 サザビーズに出品されたコレクションを通して、八木氏のデザインとアートに対する価値観を考察。
本日は、アートディレクター八木保氏のデザイン哲学に迫る記事です。
八木氏の多岐にわたる活動を通して、氏の独特な視点に触れていきましょう。
まずは、八木氏の活動を全体的にご紹介します。
八木保氏の歩みとデザインへの情熱
八木保氏のデザインの特徴は?
ブランドデザイン重視
八木氏はデザイン、そしてコレクションを通して、独自の哲学を築き上げてきました。
その根底にあるのは、デザインへの深い愛情と、使う人への配慮です。

✅ この記事は、ジャン・プルーヴェ展の企画者であるアートディレクターの八木 保氏へのインタビューをもとに、プルーヴェの作品の魅力と、八木氏がプルーヴェ作品に惹かれる理由について解説しています。
✅ 八木氏は、アップルのスティーブ・ジョブスとともにアップルストアのコンセプトやデザインを手掛けた経験を持つデザイナーであり、長年多くの案件を手がける傍ら、家具のコレクションを続けてきました。プルーヴェの作品との出会いはパリでのことで、その革新的な素材や形、色の使い方に魅了されたと語っています。
✅ 八木氏は、プルーヴェのデザインの特徴として、素材の組み合わせの新鮮さ、構造美、機能性、耐久性などを挙げ、プルーヴェが家具作りと建築を同じ視点で捉えていたことを紹介しています。また、プルーヴェのデザインには使う人への優しさと、時代の状況を反映した創意工夫が感じられるとも話しています。
さらに読む ⇒ジェイビープレス|リアルな知性で世界に勝つ出典/画像元: https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71383八木氏のプルーヴェ作品への愛情が伝わってきますね。
スティーブ・ジョブスとの仕事も興味深いです。
長年の経験から培われたデザインへの姿勢、非常に勉強になります。
八木保氏は、グラフィックデザイナーでありアートディレクターとして活躍しています。
1984年に渡米し、数々の著名なプロジェクトを手掛け、現在はカリフォルニアを拠点に活動しています。
彼は、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアンなどのトップデザイナーの作品をいち早く収集し、その魅力を世界に発信してきました。
八木氏のデザインアーカイブには、ポスターよりもロゴやパッケージなどのブランドデザインが多く、プロジェクト終了後はスケッチやサンプルを処分し、心機一転で新しいプロジェクトに取り組むことを明かしました。
八木さんのように、自分の心を動かすものに忠実に、それをコレクションとして表現する生き方は、とても魅力的ですね。私も何か、心惹かれるものを探してみようかな。
デザインにおける「空気感」とAXISFontへのこだわり
八木氏がデザインで重視する「空気感」を生み出す書体とは?
AXISFont
AXIS Fontの持つ多様性と、八木氏の「空気感」へのこだわり、フォントを通したデザインへのアプローチについて解説していきます。

✅ AXIS フォントは、様々な分野のデザイナーや企業によって、ブランドイメージやメッセージを伝えるための重要な要素として活用されています。
✅ 記事では、BMWジャパン、ビジネス図解研究所、映像ディレクター、インドネシア人デザイナー、アートディレクター、科学雑誌編集者、ウェブメディア、映画ポスターデザイナー、サンゲツ、JAXA、富士フイルム デザインセンターなど、多岐にわたる分野の専門家たちが、AXIS フォントを採用し、そのデザインや機能性をどのように評価しているのかが紹介されています。
✅ これらの事例を通して、AXIS フォントが持つ高いデザイン性と汎用性、そしてブランド価値を高める力などが示され、フォントが持つ力強さと可能性について考えさせられる内容となっています。
さらに読む ⇒マガジン「」デザインのメディア出典/画像元: https://www.axismag.jp/posts/axis-fontAXIS Fontに対する八木氏の愛情が伝わってきます。
フォント一つで、デザインの印象が大きく変わることを改めて認識しました。
私も、デザインを選ぶ際に参考にしたいです。
八木氏は、グラフィックデザインにおいて「空気感」を重要視しており、デジタルの対極から選んだ空気感のあるフォントとしてAXISFontを愛用しています。
AXISFontは、発売当初から八木氏の目に止まり、その文字に込められた細やかな配慮や、個性的な雰囲気に惹かれたそうです。
八木氏は、原寸主義を貫き、現在でもコンピュータに頼ることなくデザインを行っています。
文字を組む際も、原寸に切り抜いた文字を配置してスキャニングするという方法を採用しています。
文字の選択は「好み」が重要であり、八木氏はAXISFontの持つ「変化よりも進化」というテイストに共感しています。
八木氏は、日本の文字を詰める教育と、アメリカで求められる「空気感」の違いを認識しており、AXISFontの持つ抜け感を高く評価しています。
特に、サインデザインにおいてはAXISFontの抜け感が非常に有効だと感じています。
八木氏は、デザインと書体を切り離して考えることはできないと考えており、クライアントからの依頼はデザイン全てにおいて決定権を持つことがほとんどです。
そのため、書体選びに迷いなく、AXISFontを多くのデザインに使用しています。
フォント選びは、デザインの根幹を成す重要な要素ですね。科学的な根拠に基づいたフォント選びも必要ですが、八木氏のように、自身の感性を信じて選ぶことも大切だと思います。
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デザイナー八木保氏の審美眼が光る!ジャン・プルーヴェ、倉俣史朗らの貴重なコレクションを紐解く。オークション出品作品も紹介。アートとデザインの奥深さを体感。