タイムトラベルは可能?SFの世界から物理学者が読み解く、時間旅行の謎に迫る!(タイムトラベル、SF、物理学)SF作品から紐解くタイムトラベルの可能性と、物理学的な限界
時空の歪みを利用したタイムトラベルは理論上可能!最新研究が、過去を変えることはできないという興味深い結論を導き出しました。有名なビリヤードボールモデルに基づき、過去への干渉は自己修正され、タイムパラドックスは起こり得ないという。光速に近い速度での移動による未来へのタイムトラベルの可能性にも言及。SFの世界が現実になる日は来るのか? 科学技術の進歩に期待!
💡 タイムトラベルの基本的な概念と、SF作品における描かれ方を理解する。
💡 特殊相対性理論と時間の遅れの概念を学び、タイムトラベルの可能性を探る。
💡 ワームホールや超光速航法など、タイムトラベル実現に向けた科学的アプローチを知る。
タイムトラベルの可能性を探求する旅に出ましょう。
まずは、タイムトラベルの定義や、この記事を読むことで何が分かるのか、ポイントを3つに絞ってご紹介します。
タイムトラベルの可能性と限界
タイムトラベルは可能?
理論上は可能
タイムトラベルの概念と可能性について、様々な視点から解説していきます。
公開日:2020/10/05

✅ タイムトラベルは物理法則に反しない形で可能だが、過去を変えることはできない。
✅ タイムトラベルによって過去に干渉しようとしても、その後のイベントによって修正され、結果的に干渉が起こらなかった場合と同じ結果になる。
✅ これは「ビリヤードボール・モデル」によって説明され、時間的閉曲線の中で起こる出来事は、干渉があったとしても最終的に元の軌道に戻るという。
さらに読む ⇒|ビジネスインサイダージャパン出典/画像元: https://www.businessinsider.jp/article/221241/「ビリヤードボールモデル」は興味深いですね。
過去を変えようとしても、最終的には元の状態に戻るというのは、直感に反するようで、納得できる部分もあります。
クイーンズランド大学の研究者による最新の研究では、時空の歪みを活用したタイムトラベルは理論上可能であるという結論に至りました。
しかし、彼らは過去を変えることはできないと主張しています。
この研究は、有名な「ビリヤードボールモデル」に基づいています。
このモデルによれば、過去への干渉は、その後の事象によって修正され、最終的に干渉がなかった場合と同じ結果になるということです。
つまり、過去への干渉は、未来を変えるほど大きく影響を与えることはできないとされています。
これは、長年議論されてきた「親殺しのパラドックス」に対する回答となり、タイムパラドックスは現実には起こり得ないことを示唆しています。
タイムパラドックスが起こらないというのは、少し安心しました。過去を変えられないなら、未来も守られるような気がしますね。
特殊相対性理論と時間の遅れ
アインシュタインの理論で未来への旅は可能?
光速に近い速度で移動すれば可能
特殊相対性理論と時間の遅れについて、わかりやすく解説していきます。

✅ 特殊相対性理論における時間の遅れは、光速に近い速度で移動すると時間の経過が遅くなるという現象です。
✅ 記事では、時間の遅れの計算式と、光速の90%で1年間宇宙旅行した場合の時間の遅れを計算例として示しています。
✅ 計算結果では、光速の90%で1年間宇宙旅行すると、地球上では約159日しか経過していないことがわかります。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.mk-mode.com/blog/2013/07/08/time-dilation-on-special-relativity/光速に近い速度での移動で時間の流れ方が変わるというのは、とても不思議な現象ですね。
もし本当に実現すれば、未来旅行も夢ではないかもしれません。
研究者たちは、アインシュタインの特殊相対性理論からタイムトラベルの可能性を導き出しています。
特殊相対性理論は、動いているものの中で時間はゆっくりと流れるという興味深い現象を説明しています。
光速に近い速度で移動する宇宙船に乗ると、地球よりも時間がゆっくりと流れ、未来へのタイムトラベルが可能になる可能性があります。
例えば、光速の99%で移動する宇宙船で1年旅行した場合、地球では約7年経過することになります。
計算式で具体的に示されると、時間の遅れがより理解しやすくなりますね。ただ、光速に近い速度での移動は、現実的にはまだ難しいですよね。
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光速不変を基にしたタイムトラベルは夢物語? 現状、技術的な課題が山積み。SFの世界はロマンだけど、現実は…未来に期待!