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アンネ・イムホフ『Wish You Were Gay』ビルボード破壊事件とは? LGBTQIA2S+へのメッセージを読み解く?破壊されたビルボード、イムホフの意図、そしてLGBTQIA2S+へのメッセージ

ブレゲンツ美術館のアンネ・イムホフ展「WishYouWereGay」を象徴するビルボードが破壊された。これは、LGBTQIA2S+コミュニティへの憎悪犯罪とアーティストは非難。金獅子賞受賞のイムホフは、自身のクィアとしての葛藤を作品に投影し、欲望、恐怖、愛情をテーマとする。破壊されたビルボードは、LGBTQIA2S+の若者への祝福と、彼らが直面する葛藤を表現していた。修復が待たれる。

アンネ・イムホフ『Wish You Were Gay』ビルボード破壊事件とは? LGBTQIA2S+へのメッセージを読み解く?破壊されたビルボード、イムホフの意図、そしてLGBTQIA2S+へのメッセージ

📘 この記事で分かる事!

💡 ドイツ人アーティスト、アンネ・イムホフの展覧会『Wish You Were Gay』のビルボードが破壊された事件について解説します。

💡 イムホフは、この破壊行為をLGBTQIA2S+への攻撃とみなし、自身のInstagramで発信しています。

💡 展覧会の内容、イムホフの表現方法、そして彼女が込めたメッセージについて掘り下げていきます。

それでは、事件の詳細と、イムホフの意図について詳しく見ていきましょう。

まずは、事件の概要から。

ビルボード破壊事件

ブレゲンツのビルボード、なぜ破壊された?

破壊行為とみられる

本展覧会のビルボード破壊事件について、詳細をみていきましょう。

アンネ・イムホフのパブリック・アート「」が破壊。「愛、創造性、自由への攻撃」
アンネ・イムホフのパブリック・アート「」が破壊。「愛、創造性、自由への攻撃」

✅ オーストリアのブレゲンツ美術館で開催中のアンネ・イムホフ展「Wish You Were Gay(君がゲイであってほしい)」のビルボードが破壊された。

✅ イムホフは自身のInstagramで破壊を報告し、同展はパフォーマンスやメディアを扱うドイツ出身のアーティストが手掛けている。

✅ イムホフは2017年のヴェネチア・ビエンナーレでドイツ館の代表作家として参加し、注目を集めている。

さらに読む ⇒キュレーションメディア「」出典/画像元: https://antenna.jp/articles/23705428

まるで、アート作品に対する直接的な攻撃のようにも感じられますね。

イムホフ氏のコメントからは、強い怒りと悲しみ、そして、同じコミュニティへの連帯感を感じます。

オーストリアのブレゲンツ美術館で開催中のアンネ・イムホフ展「WishYouWereGay(君がゲイであってほしい)」の一環として、ブレゲンツ市内の主要通りに設置された6枚の同名のビルボードが破壊されました。

この事件は、アーティストのアンネ・イムホフが自身のInstagramで報告したことで明らかになりました。

イムホフは、この破壊行為を「愛、創造性、自由に対する攻撃であり、LGBTQIA2S+コミュニティへの憎悪犯罪を示すものである」とコメントしており、破壊されたビルボードは近日中に修復される予定です。

本当に酷いですね。多様性への理解が深まらない現状を痛感します。アーティストの方の心中を思うと、胸が痛みますね。

アンネ・イムホフと展覧会

アンネ・イムホフの《WishYouWereGay》はどんな感情を呼び起こす?

欲望、恐怖、弱さ

アンネ・イムホフ氏がどのようなアーティストなのか、展覧会の内容とともに見ていきましょう。

第回ヴェネチア・ビエンナーレの金獅子賞は、「世界的な連帯の重要性」を示すアーティストたちが受賞
第回ヴェネチア・ビエンナーレの金獅子賞は、「世界的な連帯の重要性」を示すアーティストたちが受賞

✅ 第60回ヴェネチア・ビエンナーレで、最優秀賞である金獅子賞は、参加アーティスト部門ではマオリ族の女性アーティストコレクティブであるマタアホ・コレクティブ、国別参加部門ではオーストラリア館の代表作家を務めるアーチー・ムーアが受賞しました。

✅ マタアホ・コレクティブは、伝統的な織物にインスパイアされたインスタレーションで、宇宙のような広がりと安心感を表現した点が評価され、アーチー・ムーアは先住民の6万5000年の歴史を表現した作品で、消された歴史への注目を促した点が評価されました。

✅ 若手アーティストに贈られる銀獅子賞は、ナイジェリアとラゴスを拠点に活動するカリマ・アシャドが受賞しました。彼女は、ラゴスにおける二輪車のタクシー文化と経済的な不安定さを捉えた映像作品で、繊細なカメラワークと被写体への寄り添い方が評価されました。

さらに読む ⇒(アートニュースジャパン)出典/画像元: https://artnewsjapan.com/article/2230

イムホフ氏の作品は、見る人に強烈な印象を与えますね。

特に、銃口のような連作は、私達に何を感じさせるのか、深く考えさせられます。

アンネ・イムホフは、ドイツ出身のパフォーマー/メディア・アーティストで、2017年のヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞したことで知られています

今回の展覧会では、個人的な調査と新たな作品群、絵画、彫刻、舞台作品、照明、ヴィデオ作品などを展示しています。

特に注目すべきは、銃を突きつけられているように見える輪郭だけを描いた《WishYouWereGay》の連作です。

この作品は、欲望、恐怖、心の弱さを鑑賞者に提示するだけでなく、鑑賞者がそれらの感情を実際に体験できるように設計されていると評価されています。

うーん、感情に訴えかける作品は苦手でして。破壊されたビルボードの修復は、一体いつになるのでしょうか?客観的なデータが欲しいですね。

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LGBTQIA2S+の若者を祝福する屋外広告。クィアとしての葛藤と、異性愛社会との違いに戸惑う感情を表現。親からの愛情とサポートも示す。