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ブランクーシの世界:20世紀彫刻の革新と魂を揺さぶる芸術(?マーク)ルーマニアの魂を刻む彫刻家、ブランクーシ。世界遺産と日本初個展

20世紀彫刻の巨匠、コンスタンティン・ブランクーシ。彼の代表作「無限の柱」を含むルーマニアの世界遺産『トゥルグ・ジウのブランクーシ記念作品群』が世界遺産登録!その記念すべき年に、日本初の個展「ブランクーシ 本質を象る」がアーティゾン美術館で開催。彫刻約20点、絵画、写真など約90点で、ブランクーシの芸術世界を堪能しよう!

ブランクーシの世界:20世紀彫刻の革新と魂を揺さぶる芸術(?マーク)ルーマニアの魂を刻む彫刻家、ブランクーシ。世界遺産と日本初個展

📘 この記事で分かる事!

💡 ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシは、20世紀を代表する芸術家の一人であり、その作品は抽象彫刻の先駆として知られています。

💡 ブランクーシの代表作の一つである《Endless Column》は、ルーマニアのトゥルグ・ジウに設置され、世界遺産にも登録されています。

💡 現在、日本で初となる大規模な個展が開催されており、彫刻作品を中心に、絵画、ドローイング、写真作品など約90点が一堂に会します。

本日は、ブランクーシの芸術世界について、その魅力を多角的にご紹介していきます。

世界遺産に登録されたブランクーシのモニュメント群

ブランクーシの彫刻群が世界遺産に登録された理由は?

戦争犠牲者を称えるモニュメント

ブランクーシの生み出したモニュメント群は、戦争犠牲者を追悼し、人間の心理的性質を表現した、独創的なものです。

ブランクーシが祖国ルーマニアのために制作した彫刻群が世界遺産に登録
ブランクーシが祖国ルーマニアのために制作した彫刻群が世界遺産に登録

✅ 20世紀を代表する彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシが祖国ルーマニアのトゥルグ・ジウに設置した5つのモニュメントが、ユネスコの世界遺産に登録されました。

✅ これらのモニュメントは、第1次世界大戦中にトゥルグ・ジウを守って亡くなった兵士を称えるためのもので、ブランクーシが1935年に制作したもので、その中で最も有名なのが全長30メートルの彫刻《Endless Column》です。

✅ ユネスコは、ブランクーシの彫刻群について、「コンスタンティン・ブランクーシが考え出した抽象彫刻や、景観建築、エンジニアリング、都市計画の驚くべき融合は、戦争犠牲者の鎮魂というエピソードをはるかに超えて、人間の心理的性質についての独創的な視点を提供しています」と称賛しました。

さらに読む ⇒(アートニュースジャパン)出典/画像元: https://artnewsjapan.com/article/2539

ブランクーシの作品は、抽象彫刻、景観建築、エンジニアリング、都市計画を見事に融合させ、その芸術性の高さが世界的に評価されています。

20世紀を代表する彫刻家コンスタンティン・ブランクーシは、祖国ルーマニアのトゥルグ・ジウに5つのモニュメントを設置しました。

これらのモニュメントは、第1次世界大戦中にトゥルグ・ジウを守って亡くなった兵士たちを称えるためのもので、1935年にブランクーシは制作依頼を受けました。

中でも最も有名な作品は、全長30メートルの彫刻『EndlessColumn』で、15個の合金の菱形が塔のように連なっており、無限と兵士の犠牲を表現しています。

ブランクーシは制作報酬を受け取ることを拒否したと言われています。

この彫刻群は、抽象彫刻景観建築、エンジニアリング、都市計画の融合により、戦争犠牲者の鎮魂というエピソードを超え、人間の心理的性質についての独創的な視点を提供しているとユネスコは称賛しており、7月26日にインドのデリーで開催された第46回世界遺産委員会で世界遺産登録が発表されました。

ルーマニアの文化大臣は、彫刻群を保護し、後世のために無傷のまま保つ必要性を強調しました。

うーん、すごいですね! 亡くなった兵士の方々への鎮魂の思いと、ブランクーシさんの芸術性が融合して、なんだか魂が浄化されるような気がします!

ブランクーシの芸術世界に触れる展覧会

ブランクーシの日本初個展で、どんな作品が見られる?

彫刻、絵画、写真など約90点

日本初となるブランクーシの個展では、彼の多岐にわたる創作活動を紹介し、その芸術の本質に迫ります。

ブランクーシ本質を象る–
ブランクーシ本質を象る–

✅ ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)の作品展が、日本で初めて開催されます。

✅ 彫刻作品を中心に、絵画作品、ドローイング、写真作品など約90点を展示し、ブランクーシの創作活動を包括的に紹介します。

✅ 展覧会はアーティゾン美術館にて、2024年3月30日から7月7日まで開催され、彫刻作品は約20点がパリのブランクーシ・エステートおよび国内外の美術館などから借用されます。

さらに読む ⇒–美術館・アート情報出典/画像元: https://artscape.jp/exhibitions/4762/

今回の展覧会では彫刻作品を中心に、絵画、写真など多様な作品を通してブランクーシの芸術世界を堪能できる貴重な機会です。

ルーマニア出身の彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)の日本で初めての個展「ブランクーシ 本質を象る」展が、2024年3月30日から7月7日にかけて、石橋財団アーティゾン美術館にて開催されます。

本展では、彫刻作品約20点、絵画作品、写真作品など、計約90点を展示し、彼の創作活動全体を紹介します。

ブランクーシは、ロダン以後の彫刻を刷新した存在として知られ、純粋なフォルムの探究を通じて、20世紀彫刻の新たな地平を切り拓きました

本展では、彫刻を中心とした作品群を通じて、ブランクーシの芸術的探求の深淵に迫ります。

会場はアーティゾン美術館の6階展示室で、同時開催として石橋財団コレクション選(5・4階展示室)と特集コーナー展示清水多嘉示(4階展示室)も開催されます。

入場料は一般1800円(ウェブ予約)、2000円(窓口販売)で、大学生・専門学校生・高校生は無料(要ウェブ予約)、中学生以下は無料です。

また、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料(予約不要)です。

関連プログラムとして、学芸員によるギャラリートーク、土曜講座「ブランクーシ 本質を象る」などが開催されます。

ふむ…確かに、芸術作品を見ることで、人間の内面を探求するきっかけになるかもしれませんね。科学的な根拠があるわけではありませんが、興味はあります。

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20世紀彫刻の巨匠、ブランクーシ。抽象彫刻で人間の精神性を表現し、世界遺産にも登録されたトゥルグ・ジウの記念作品群。その芸術と思想に触れる旅へ。