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ヘラルボニーとは?障害のあるアーティストに光を当てる、アートと福祉の未来(?)HERALBONY Art Prize 2024の開催、知的障害者アート

自閉症の兄を持つ兄弟が設立したヘラルボニー。障害のある作家の才能を輝かせ、社会に「異彩」を届ける福祉実験カンパニーです。アートライセンス、国際アートアワード開催、企業とのコラボレーション…彼らの挑戦は、既存の福祉の枠を超え、新たな価値を創造。 2024年夏には国際アートアワードを開催し、2025年も開催決定!未来を切り開く彼らの活動に注目です。

ヘラルボニーとは?障害のあるアーティストに光を当てる、アートと福祉の未来(?)HERALBONY Art Prize 2024の開催、知的障害者アート

📘 この記事で分かる事!

💡 ヘラルボニーは、障害のあるアーティストのアートデータを活用し、商品開発やサービスを展開する福祉実験ユニットです。

💡 HERALBONY Art Prizeでは、障害のある作家の作品を国内外に発信し、新たな才能を発掘しています。

💡 ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに、福祉領域のアップデートを目指しています。

それでは、ヘラルボニーの活動内容について、詳しく見ていきましょう。

ヘラルボニーの誕生と理念

ヘラルボニー創業のきっかけは?

兄の才能開花を願って

ヘラルボニーは、障害を「個性」として捉え、アートを通して社会に新たな価値観を提示しています。

代表・松田崇弥・文登が語るヘラルボニーの誕生秘話。ポッドキャスト「聴く美術館」–
代表・松田崇弥・文登が語るヘラルボニーの誕生秘話。ポッドキャスト「聴く美術館」–

✅ ヘラルボニーは、障害のあるアーティストと契約し、彼らのアートデータを活用して様々な商品やサービスを展開する福祉実験ユニットです。障害を「欠落」ではなく「個性」として捉え、新たな選択肢や可能性を広げていくことを目指しています。

✅ ヘラルボニー設立のきっかけは、代表の松田崇弥氏の兄が重度の知的障害を伴う自閉症だったことです。兄の個性的な行動や周囲からの反応を通して、知的障害のイメージを変える必要性を感じたことが起業の原点となっています。

✅ ヘラルボニーは、障害のあるアーティストの作品を「美しい」と感じてもらうことを重視しており、商品やサービスを通して自然に障害への理解を深めていくことを目指しています。

さらに読む ⇒公式|ヘラルボニー()オンラインストア出典/画像元: https://heralbony.com/blogs/journal/podcast01

障害のある方の作品を「美しい」と感じてもらうことを重視している点が素晴らしいですね。

商品を通して理解を深めるというアプローチも効果的だと思います。

2018年に創業したヘラルボニーは、自閉症の兄を持つ松田文登と崇弥が「障害」という言葉に囚われず、一人ひとりの個性を輝かせることを目指し、社会に「異彩」を届ける活動をしています。

創業のきっかけは、兄が「可哀想」と頻繁に表現されることに疑問を持ち、障害のある方がその才能が評価され、さらなる活躍の道を切り開いて行けるようにという思いからでした。

ヘラルボニーは、障害のある作家の作品をアートデータとしてライセンス管理することで、作家が納期に縛られることなく経済活動に参加できることを実現しました。

この取り組みは、アール・ブリュットの世界的権威であるクリスチャン・バーストさんからも高く評価されています。

すごい!障害を個性として捉え、アートで社会を変えようとする姿勢に感動しました!これからの活動も応援したいです。

HERALBONYArtPrize2024の開催とグランプリ受賞

HERALBONYArtPrizeでグランプリに輝いた作品は?

浅野春香さんの「ヒョウカ」

HERALBONYArtPrize2024では、グランプリ受賞作品展をはじめ、様々なイベントが開催されました。

世界の異彩が集うアート展「」、誰もがアート鑑賞を楽しめるイベント情報公開
世界の異彩が集うアート展「」、誰もがアート鑑賞を楽しめるイベント情報公開

✅ ヘラルボニーは、「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」を2024年8月10日から開催する。これは、同社が主催する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」の受賞作品展で、グランプリ受賞者を含む58名の作家による62点が展示される。

✅ 会期中は、鑑賞ツアーや鑑賞会イベント、片桐仁氏によるスペシャル音声コンテンツなどが用意されている。また、オープニングイベントでは、グランプリ受賞作家の浅野春香氏による公開アート制作や、手話のみで行われるアートクルーズなどが予定されている。

✅ さらに、夏休み企画として、小学生向けのアートクルーズやクイズラリー、ブラインドコミュニケーター石井健介氏による雑談型鑑賞プログラムなどが開催される。また、HERALBONY公式LINE友だち限定で、スペシャル音声コンテンツや受賞作品ポストカードなどの特典も用意されている。

さらに読む ⇒株式会社ヘラルボニー出典/画像元: https://www.heralbony.jp/topics/2638

多くの国と地域から作品が集まり、その才能を世に広める活動は素晴らしいですね。

入場無料というのも、多くの方に作品に触れる機会を与えてくれます。

ヘラルボニーは、障害のある作家の才能を世に広める国際アートアワード「HERALBONYArtPrize」を2024年夏に初開催し、大きな反響を呼びました。

世界28の国と地域から1973点の応募があり、集まった作品の中から選ばれたグランプリのほか、各受賞作家と最終審査進出作家、総勢58名による全62点の作品を展示する「HERALBONYArtPrize2024Exhibition」が、三井住友銀行東館1Fアース・ガーデン(東京都千代田区丸の内1-3-2)で、9月22日(日)まで開催されています。

入場無料。

グランプリに選ばれたのは、浅野春香さんの「ヒョウカ」です。

浅野さんは統合失調症を発症後、入退院を繰り返しながら闘病を続け、29歳の頃から本格的に絵を描き始めました。

作品のモチーフは、新潟で見た30キログラムの米袋と、父の研究対象である珊瑚だそうです。

作品には、浅野さんの壮絶な闘病経験や美しい自然への思いが込められています

作品展の詳細な情報ありがとうございます。具体的に展示内容やイベントについて知ることができ、より興味が湧きました。科学的な側面からの評価や、作品の背景にある事実をもっと知りたいです。

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