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松谷武判回顧展とは?初期作品から近年の表現まで、その芸術の全貌に迫る!東京オペラシティ アートギャラリーで開催される松谷武判の大回顧展

具体美術協会の第二世代を代表する松谷武判。結核との闘い、パリでの版画制作、そして独自のスタイル確立…60年超の創作活動を網羅した日本初の回顧展が、東京オペラシティアートギャラリーで開催!初期のボンドによるレリーフから、晩年の自由な表現まで、200点以上の作品が、その芸術家としての全貌を明らかにする。未公開資料も公開され、松谷武判の世界へ深く没入できる。

松谷武判回顧展とは?初期作品から近年の表現まで、その芸術の全貌に迫る!東京オペラシティ アートギャラリーで開催される松谷武判の大回顧展

📘 この記事で分かる事!

💡 具体美術協会の会員で、国際的に活躍する松谷武判の大規模回顧展が開催。

💡 初期のボンドを用いた作品から近年の作品まで、60年を超える創作活動を紹介。

💡 初期作品、版画、紙と鉛筆を用いた表現など、各時代の代表作を展示。

それでは、松谷武判氏の芸術世界をより深く知るために、各章の詳細を見ていきましょう。

具体美術協会時代:革新的な表現への挑戦

松谷武判の回顧展、どこでいつ開催される?

東京オペラシティ、2024年10月〜12月

この章では、松谷武判氏の初期作品、具体美術協会時代に焦点を当てます。

開幕】「松谷武判」月日火まで東京オペラシティアートギャラリー(初台)で–美術展ナビ

公開日:2024/10/05

開幕】「松谷武判」月日火まで東京オペラシティアートギャラリー(初台)で–美術展ナビ

✅ 具体美術協会の会員であり、現在87歳の松谷武判氏の大回顧展が東京オペラシティ アートギャラリーで開催され、初期のボンドを用いた作品から近年の作品まで、その創作活動の全貌を網羅しています。

✅ 本展では、松谷氏が1960年代に確立したビニール系接着剤(ボンド)を用いた独自の作風や、渡仏後に取り組んだ版画、紙と鉛筆を用いた表現など、各時代の代表作を通して表現の変化を辿ることができます。

✅ 国内初の美術館個展であり、過去最大規模となる本展は、国際的な評価が高まっている松谷氏の芸術を深く知ることができる貴重な機会となっています。

さらに読む ⇒美術展ナビ出典/画像元: https://artexhibition.jp/topics/news/20241004-AEJ2398315/

初期のボンドを用いた作品や革新的な試みは、非常に興味深いですね。

素材の持つ官能性や、時間、運動といったテーマを探求した作品は、今見ても新鮮な驚きがあります。

1937年生まれの松谷武判は、大阪で結核と闘いながら日本画を学び、後に具体美術協会に参加し、その第二世代として頭角を現しました。

協会での活動を通して、新たな素材であるボンドを用いたレリーフ作品を制作し、その官能性や生命力、時間や運動といったテーマを探求しました

これらの初期作品は、東京オペラシティアートギャラリーで開催される回顧展「松谷武判 Takesada Matsutani」の第一章で紹介されます。

展示は2024年10月3日から12月17日まで。

ボンドって、接着剤ですよね?それを芸術作品に使うって、すごい発想ですね!作品から生命力とか、エネルギーを感じることができたら、すごく感動しそう。

パリでの挑戦:版画とハードエッジ表現の探求

松谷武判の表現を広げた転換期とは?

パリでの版画制作とハードエッジ表現。

この章では、松谷武判氏のパリでの挑戦、版画とハードエッジ表現について解説します。

普遍的な美の探求者、松谷武判インタビュー。なぜ日本を離れ、゛美゛を作り続けてきたのか(文:島田浩太朗)
普遍的な美の探求者、松谷武判インタビュー。なぜ日本を離れ、゛美゛を作り続けてきたのか(文:島田浩太朗)

✅ 戦後日本の抽象画家、松谷武判の大規模回顧展が東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。初期から現在までの作品、スケッチ、ドローイング、映像などが展示される。

✅ 松谷は大阪で生まれ、具体美術協会に参加後、フランスに渡り、日本とフランスを往還しながら制作活動を続けてきた。彼の作品はアクションと構成が共存する独自の芸術形式を確立している。

✅ 本展は、松谷が自国を離れたことで「自分とは、東洋人とは、日本とは」という問いに向き合い、客観性を持って制作を続ける中で得た表現を探求する場となる。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/takesada-matsutani-interview-202410

パリでの活動を通して表現の幅を広げ、抽象表現に開眼していく様子がよくわかりますね。

ハードエッジ表現の幾何学的でありながら有機的な作品は、見る者の目を惹きつけます。

1966年、松谷は活動の場をパリに移し、版画制作を開始します。

スタンリー・ウィリアム・ヘイターの工房「アトリエ17」で技術を習得し、幾何学的でありながら有機的、かつ鮮烈な色彩を特徴とするハードエッジ表現へと展開

また、初期の風景画から抽象表現への繋がりが示唆される10代の頃の作品も展示されます。

この時期の版画作品は、展覧会の第二章で紹介され、彼の表現の幅が広がる様子を理解できるでしょう。

抽象表現に移っていく過程がわかるのは面白いですね。でも、ヘイターの工房での技術習得という話が出てきましたが、具体的な技術的な裏付けとか、制作プロセスについてもう少し詳しく知りたいです。

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松谷武判、日本初の回顧展!紙と鉛筆、ボンド…独自表現で国際評価。初期から最新作200点超、未公開資料も。60年超の創作、その全貌を目撃せよ!