横尾忠則の世界を旅する~展覧会から見る芸術家の多面性とは?~横尾忠則作品展の魅力。温泉、時間、そして自己探求。
横尾忠則、郷里西脇から創作、そして現在へ。幼少期の原体験、死への恐怖、温泉での奇妙な体験…氏の内面と外面が交錯する。時間、制作、自己探求。大谷翔平への関心、寅さん騒動。日記は人生のコラージュ、夢は創造の源。常に自己を更新し、芸術家としての矜持を貫く横尾忠則。その多面的な姿を描き出す。
時間と自己探求の旅
横尾忠則氏の自己探求、何を通して?
日記、資料、巡回展を通して
東京都現代美術館で開催中の大規模展では、グラフィック作品から近年の絵画作品まで、60年以上にわたる氏の活動を網羅しています。

✅ 東京都現代美術館にて、横尾忠則の60年以上にわたる活動を網羅した大規模展『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』が開催。
✅ 1960年代からのグラフィック作品から近年の絵画作品まで、計500点以上の作品を展示。横尾氏自身が総監修し、2020年から2021年にかけて制作された新作も初公開。
✅ 体感型展示「《滝》のインスタレーション」や、コロナ禍での取り組み『WITH CORONA』シリーズの展示も行われる。
さらに読む ⇒Web Magazine OPENERS(ウェブマガジン オウプナーズ)出典/画像元: https://openers.jp/lounge/lounge_art/asy9w自己探求を続ける横尾忠則氏の、時間に対する考察や、自己認識への深い探求に触れることができます。
日記を通して見えてくる、氏の自我やエネルギーの源とは何でしょうか。
17日には時間の流れに関する考察と、気候変動や大谷翔平選手の動向への関心を表明しました。
18日には、フジテレビの番組「第35回世界文化賞授賞式直前特別番組」に過去の絵画部門受賞者としてVTR出演する告知がありました。
16日には制作活動と時間、そして内面と外面の関係について持論を展開し、横尾氏の自己認識への深い探求がうかがえます。
2021年からの巡回展「GENKYO横尾忠則原郷から幻境へ、そして現況は?」を機に行われた取材では、60年代以降の資料と日記を通して横尾氏の自我、エネルギー、想像力の源が探求されました。
日記は、手書きの文章、写真、スケッチ、切り抜きなど、様々な要素が混在し、まるで百科事典のようであり、氏の人生をコラージュしたように表現されています。
私も人生の転機を迎えているので、横尾さんの自己探求の軌跡にとても共感できます。これからの自分の生き方のヒントになるかもしれません。
夢と現実のはざまで
横尾忠則の創作活動の原動力は何?
自己探求と田舎者アイデンティティへの葛藤
作家の三島由紀夫との対談では、三島への思いや作品への理解が語られました。
公開日:2025/02/13

✅ 作家の三島由紀夫の生誕100年を記念し、画家である横尾忠則さんと作家の平野啓一郎さんが対談を行った。
✅ 横尾さんは三島との交流について語り、三島にまつわる様々なエピソードを披露した。
✅ 対談では、三島への強い思いや、作品に対する深い理解が共有された。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20250114/k00/00m/040/325000c横尾氏の夢や自己探求、そして三島由紀夫との交流について掘り下げられていますね。
グラフィックデザイナーから画家へと転身した背景も興味深いです。
22日には、日々の出来事(焼き芋、雑誌、虫歯の痛み止めなど)について語りました。
横尾氏は毎晩のように亡くなった人々が登場する夢を見ることに触れ、夢の創造主について考察を深めています。
2016年6月20日に行われた文学インタビューでは、横尾氏がグラフィックデザイナーとしての成功を経て、自己の立ち位置を模索する中で画家としての活動を開始した経緯が語られ、三島由紀夫との交流が氏に与えた影響についても触れられました。
横尾氏は常に異なる自己を探求し続ける姿勢と、田舎出身者としてのアイデンティティへの葛藤を抱きながら、創作活動に励んでいます。
夢の中に出てくる人々について考察している部分にとても興味があります。夢は潜在意識の表れだと言う人もいますし、スピリチュアルな視点からも興味深いです。
芸術家としての矜持と現在
山田洋次監督に激怒!? 横尾忠則氏を突き動かしたものは?
芸術家としてのプライドとモラルへの訴え。
映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』でのアイデア無断使用に対する、横尾忠則氏の怒りが語られています。

✅ 世界的アーティストの横尾忠則氏が、映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』で自身のアイデアを山田洋次監督に無断使用されたと怒りを露わにしている。
✅ 横尾氏は映画のコンセプトとアイデアが自身の提案したものが核になっていると主張し、監督からの事前の連絡がなかったこと、そして事実が隠蔽されたことに憤っている。
✅ 横尾氏は、今回の抗議について、モノづくりにおけるアーティスト間のモラルを問題視し、自身の感情を汚染させないための手段であると説明している。
さらに読む ⇒NEWSポストセブン出典/画像元: https://www.news-postseven.com/archives/20200104_1517067.html?DETAIL芸術家としてのプライドや、モノづくりにおけるモラルについて考えさせられる内容ですね。
横尾氏の芸術家としての矜持が伝わってきます。
26日には書籍の再版が発売されました。
2020年公開の映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』に関して、山田洋次監督に自身のアイデアを無断で使用されたと、モノづくりにおけるモラルを問う横尾氏の激怒が語られました。
芸術家としてのプライド、作品の質、そして故人への敬意といった多様な側面からの議論を呼んだこの騒動は、横尾氏の芸術家としての矜持を浮き彫りにしました。
撮影現場では、自身の外見を気にするなど、人間らしい一面も見せています。
作品が盗用されたという話は、感情的になるのは理解できますが、客観的な事実関係をもう少し詳しく知りたいです。法的措置などはとられたのでしょうか。
本日は、横尾忠則氏の多岐にわたる活動と、その作品に込められた思いに触れることができました。
氏の芸術家としての矜持と、自己探求の姿勢に感銘を受けました。
💡 横尾忠則氏の展覧会では、新作、温泉、大規模展を通して、多様な作品に触れることができる。
💡 三島由紀夫との対談や、映画のアイデア盗用騒動を通して、芸術家としての横尾忠則氏の生き様が浮かび上がる。
💡 自己探求を続け、時代の流れにも敏感な横尾忠則氏の、今後の活動にも期待が高まる。