ミラノ・デザインウィーク2025、デザインの最前線と未来への展望？ミラノデザインウィーク2025、フォーリ・サローネとミラノサローネ国際家具見本市の見どころ

ミラノサローネ国際家具見本市：デザイン界の最前線

ミラノサローネ国際家具見本市は、デザイン業界をリードする世界最大規模のイベントです。

最新のトレンドや、サステナビリティに関する取り組みなど、見どころをご紹介します。

4/4更新【ミラノサローネ 2025】世界最大級の家具・デザイン見本市4/8～4/13開催：歴史と最新トレンド、注目のデザイナー・ブランド

公開日:2025/08/12

✅ ミラノサローネは、世界最大規模の家具・デザイン見本市であり、インテリアデザイン業界の動向を長年リードし、ミラノ全体を「デザインウィーク」として盛り上げるイベントである。

✅ 1961年にイタリアの家具輸出振興を目的として創設され、当初は国内向けだったが、国際見本市へと発展し、世界各国の企業が集まる場となった。デジタル化やサステナビリティを重視するなど、時代の変化に合わせて進化している。

✅ 2025年のテーマは「啓発されたヒューマニズム」であり、日本からはBEFORE VINTAGE FURNITURE、積彩、リビングハウス、マルニ木工、MAGNARECTA、カリモク、アダル、タカショーデジテック、杉山製作所などの企業が出展する。

さらに読む ⇒MICE TIMES ONLINE MICE TIMES ONLINE - MICEの今を追いかけるWebマガジン出典/画像元: https://micetimes.jp/salone-milano-20025/

2000以上の出展者が集まるんですね！ 約17万平米の展示スペースは圧巻でしょう。

世界中のバイヤーやデザイナーが集まるイベントということで、今後のデザインの方向性を占う上でも重要な場ですね。

2025年4月8日から13日まで、ミラノ・ロー・フィエラミラノで開催されるミラノサローネ国際家具見本市は、37カ国から2000以上の出展者を集め、デザイン業界を牽引します。

第63回となる本見本市では、169000㎡を超える展示スペースに、新規参入168社、復帰ブランド91社を含む2000以上の出展が予定されており、海外からの出展者の増加が特徴です。

140カ国以上のバイヤー、デザイナー、投資家が集まり、クリエイティブなプロセス、戦略的ビジョン、持続可能性をテーマとした文化プログラムを展開します。

ミラノサローネは、美的価値、技術革新、持続可能性を重視し、世界をリードするイベントとしての地位を確立します。

新しいスタートを切るにあたって、デザインの最前線に触れることは、とても刺激になりそうです。特に持続可能性を意識したデザインに興味があります。どんな出会いがあるのか、今から楽しみです！

注目を集める特別企画と文化プログラム

ミラノサローネでは、特別企画や文化プログラムも充実しています。

ロバート・ウィルソンのインスタレーションなど、デザインとアートが融合した、見逃せないイベントを紹介します。

ミラノサローネ特別企画、ロバート・ウィルソンがミケランジェロの名作を光と音楽で演出

公開日:2025/02/28

✅ ミラノサローネの文化イベントとして、ロバート・ウィルソンによる光のインスタレーション「Mother」が、スフォルツェスコ城内のロンダニーニのピエタ美術館で開催されます。

✅ インスタレーション「Mother」は、ミケランジェロの『ロンダニーニのピエタ』の本質を再解釈し、エストニアの作曲家アルヴォ・ペルトとの協働による音楽も特徴です。

✅ ウィルソンは、光を時間と空間の中に存在させることで、鑑賞者の思考と夢想を促すことを目指し、2025年4月6日から5月18日まで公開されます。

さらに読む ⇒モダンリビング デジタル（MODERN LIVING DIGITAL） | ハイエンド向け住宅・インテリア雑誌『モダンリビング』によるライフスタイルWEBマガジン出典/画像元: https://www.modernliving.jp/architecture-design/design/a63925315/robert-wilson-mother-2502/

ロバート・ウィルソンのインスタレーションは、ミケランジェロの傑作をテーマにしているんですね。

これは見逃せませんね！ エス・デヴリンの「光のライブラリー」も楽しみです。

パオロ・ソレンティーノの展示も気になりますね。

今回のミラノサローネでは、ピエール=イヴ・ロション、パオロ・ソレンティーノ、ロバート・ウィルソンといった著名人のアイデアに触発された特別企画展が開催されます。

文化プログラムでは、ロバート・ウィルソンのインスタレーション「Mother（マザー）」がスフォルツェスコ城で開催され、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」と並ぶミケランジェロの傑作をテーマにした「トータル・ワーク」が公開されます。

また、エス・デヴリンによる「光のライブラリー」がブレラ美術館に、パオロ・ソレンティーノによる「待つこと」をテーマとした展示が22-24ホールで開催されます。

ピエール＝イヴ・ロションは、「ヴィラ・エリタージュ」を通じて、ルキノ・ヴィスコンティ監督の『ベニスに死す』の世界を表現します。

エウロルーチェ国際照明フォーラムでは、306社の出展があり、屋内外の光の進化に焦点を当てます。

サローネサテリテは25周年を迎え、36カ国から700名のデザイナーと20の国際的なデザイン学校が参加します。

ロバート・ウィルソンのインスタレーション、すごく惹かれます！ ミケランジェロの作品をテーマに、光と音楽で表現するなんて、まさに魂を揺さぶる体験になりそうですね。とてもスピリチュアルな感じがします。

2024年の振り返りと未来への展望

2024年のミラノサローネを振り返り、最新のデザインやトレンドを分析します。

また、2025年の展望についても考察します。

ミラノサローネ2022でルイ・ヴィトンが「オブジェ・ノマド コレクション」の新作を発表

公開日:2022/06/23

✅ 世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」にて、ルイ・ヴィトンが「オブジェ・ノマド」コレクションの新作を発表。カンパーナ兄弟によるソファ「ブルボ」、アトリエ・オイによるラウンジチェアなど、著名デザイナーによる製品を展示。

✅ ネイビーやパープルを基調とした空間で、ソファ「ボンボカ」の新バージョン、ザネラート/ボルトットによる「ランタン」、フランク・チョウによるアームチェア＆ソファ「シグネチャー」などが展示され、デザインの多様性を示す。

✅ ノマディックな建築物「ノヴァ・ハウス」の展示や、フラワーショップ、ブックストアの開催も実施。デザイナーの創造性とルイ・ヴィトンの技術を融合させた「オブジェ・ノマド」コレクションの世界観を表現。

さらに読む ⇒#casa出典/画像元: https://hash-casa.com/2022/06/11/louisvuittoninmilanosalone2022/?builder=zenshoo

2024年は、歴史や伝統を再評価するデザインが多かったんですね。

ジル・サンダーとトーネットのコラボレーション、サンローランの未発表家具など、興味深い展示ばかりです。

ルイ・ヴィトンの「オブジェ・ノマド」シリーズも気になります。

2024年のミラノサローネでは、歴史や伝統を再評価するデザインやプレゼンテーションが多く見られ、アールデコやバウハウス、1960～70年代のデザインを彷彿とさせる作品も目立ちました。

ジル・サンダーとトーネットは、マルセル・ブロイヤーの「S64カンチレバーチェア」を再解釈し、サンローランはシャルロット・ペリアンの未発表家具を発表。

カッシーナはル・コルビュジエらのコレクション60周年を記念し、フォルマファンタズマとのコラボレーションによる演劇的パフォーマンスを行いました。

また、ルイ・ヴィトンは「オブジェ・ノマド」シリーズを披露。

ロエベは25名のクリエイターによるティーポットコレクションを発表しました。

サローネサテリテでは、日本のデザインスタジオ、SUPERRATの長澤一樹による「UTSUWA–JUHISERIES」が1位を受賞。

フォーリサローネと合わせて「ミラノ・デザインウィーク」として、デザインとアートが融合したイベントが開催され、デザインを通して時代の空気感が表現されました。

エス・デヴリンは2025年のミラノサローネでも、同様のプロジェクト《LibraryofLight》を発表予定です。

過去のデザインを振り返ることで、今のデザインの良さがより分かりますね。ただ、どうしても過去のデザインに偏りがちで、新しいものを取り入れることへの意識が薄れてしまうのでは？という懸念はありますね。

今回の記事では、ミラノ・デザインウィーク2025の魅力をご紹介しました。

デザインの最前線に触れ、未来へのヒントを得られる、素晴らしいイベントですね。