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運慶の仏像作品、その魅力とは?(大日如来、鎌倉新様式、CTスキャン)?運慶作品に見る、鎌倉仏教と仏像彫刻の革新

鎌倉仏師・運慶。力強い仏像で時代を彩った天才の軌跡を追う!若き日の傑作『大日如来坐像』から、鎌倉新様式を確立した国宝『五躯の仏像群』まで、躍動感あふれる作品群を紹介。東京国立博物館の特別展やCTスキャン調査から見えてきた新たな発見も。運慶とその一派が切り開いた仏像彫刻の世界を、高画質画像と共にお楽しみください。

運慶の仏像作品、その魅力とは?(大日如来、鎌倉新様式、CTスキャン)?運慶作品に見る、鎌倉仏教と仏像彫刻の革新

📘 この記事で分かる事!

💡 運慶は、鎌倉時代に写実的で力強い仏像を数多く制作し、独自の作風を確立した仏師です。

💡 代表作には、国宝「大日如来坐像」をはじめ、東国での挑戦、CTスキャン調査の結果などがあります。

💡 運慶の作品は、鎌倉新様式の確立に貢献し、後世の仏像彫刻に大きな影響を与えました。

本日は、鎌倉時代を代表する仏師、運慶の作品の数々をご紹介いたします。

彼の作品が持つ魅力、そしてその技術革新について見ていきましょう。

運慶、鎌倉新様式を拓く

運慶、20代で傑作!代表作は何?

国宝『大日如来坐像』

最初にご紹介するのは、運慶の初期の代表作である国宝『大日如来坐像』です。

この像を通して、運慶の若き日の才能と、新たな表現への挑戦を見ていきましょう。

国宝仏像!運慶のデビュー作「大日如来坐像」注目すべき7つの特徴は?
国宝仏像!運慶のデビュー作「大日如来坐像」注目すべき7つの特徴は?

✅ 国宝「大日如来坐像」は、運慶のデビュー作であり、玉眼の技法やリアルな指の表現、軽快な衣文など、様々な特徴が見られる。

✅ 若々しい表情や内側から力がみなぎる肉体表現、運慶自筆のサインなど、運慶の若々しさが反映された作品である。

✅ 清らかで自然な落ち着きを感じさせる大日如来の姿を通して、運慶の新たな表現が示されている。

さらに読む ⇒和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!出典/画像元: https://intojapanwaraku.com/rock/art-rock/2158/

運慶の『大日如来坐像』からは、若々しいエネルギーと、確かな技術力を見ることができます。

玉眼、リアルな指の表現、衣文など、細部にわたるこだわりが素晴らしいですね。

平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した仏師・運慶は、写実的で力強い仏像を数多く生み出しました

彼の初期の代表作の一つである国宝『大日如来坐像』(1176年)は、20代という若さで手がけられ、天平時代の古像や平安時代初期の密教像の研究を基に、独自の作風を確立した作品です。

この像は、水晶を用いた「玉眼」の技法、リアルな指先の表現、軽やかな衣文、凜とした表情、ふっくらとした肉体表現など、運慶の若々しい才能と決意が凝縮されています。

台座裏面には運慶自筆のサイン「大仏師康慶実弟子運慶」があり、師弟関係を示しています。

運慶は、父・康慶や師匠の作品から影響を受けつつも、独自の造形を追求し、奈良仏師の一員として新しい表現を確立しました。

すごい!内側から力がみなぎるような表現、って、まさにスピリチュアルな世界観ですよね!運慶さんの情熱が伝わってくるようです!

東国での挑戦と鎌倉仏教の隆盛

運慶が確立した鎌倉新様式の代表作は?

願成就院の五躯の仏像群。

次に、運慶が東国で手がけた作品、そして鎌倉仏教の隆盛について解説します。

北条時政との関わりや、鎌倉新様式の確立に迫ります。

願成就院阿弥陀如来像:運慶と鎌倉彫刻
願成就院阿弥陀如来像:運慶と鎌倉彫刻

✅ 運慶は30代半ばに鎌倉に下向し、北条時政のために仏像を制作。願成就院の阿弥陀像などが現存し、運慶の名声を示している。

✅ 願成就院の諸像は量感と逞しさを特徴とし、不動明王像には荒々しさも。東国武士との交流が影響し、鎌倉彫刻確立に重要な意味を持つ。

✅ これらの像は檜材の寄木造りで、円成寺大日如来像と同様の構造を持つ (像高143.9cm、文治二年<1186>、神奈川県願成就院)。

さらに読む ⇒日本の美術:歴史と作品解説出典/画像元: http://j-art.hix05.com/12kamakura/kamakura06.amida.html

願成就院の阿彌陀如来坐像など、東国での作品は、力強い造形が特徴的です。

激動の時代を生き抜く人々の救済を願う、運慶の思いが伝わってきます。

運慶は、1186年(文治二年)に東国で最初の造像を手がけ、鎌倉新様式を確立しました。

その代表作が、北条時政公の創建による願成就院に安置された国宝の五躯の仏像群(阿彌陀如来坐像、不動明王・矜羯羅童子・制吒迦童子三尊立像、毘沙門天立像)です。

圧倒的な重量感と力強さを持つ阿彌陀如来坐像は、激動の時代を生き抜く人々の救済を願い、不動明王を中心とした三尊立像は、人々の災厄から守る強い法力を感じさせます。

毘沙門天立像は東国武士の守護神としての威容を見せ、これらの像には、造像記や舎利が納められた五輪塔形木札が付属しています。

願成就院の本堂には、県指定文化財の阿彌陀如来坐像や地蔵菩薩坐像(北條政子地蔵)、北條時政公の肖像など、鎌倉時代の文化財も収蔵されています。

なるほど、当時の武士たちの信仰を集めた、ということですね。願成就院の仏像群の造像時期や技術的な特徴について、もう少し詳しく説明していただけますか?

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運慶、その生涯と作品に迫る!東京国立博物館特別展やCTスキャン調査から見えた新たな姿。鎌倉新様式を確立した仏師の傑作を、高画質画像と共にお届け。