展覧会を創る!東京スタデオの舞台裏とは?展覧会を支えるプロフェッショナルたち
創業1945年の東京スタデオは、美術展・展覧会の空間を創造するプロフェッショナル。会場デザインから施工、什器製作まで一貫して手がけ、数々の名展覧会を成功に導いてきました。宮内庁や国立博物館との取引実績も豊富。作家の想いを形にするため、最新技術と熟練の技術で、10年後、50年後にも心に残る空間を創り出します。感動と幸せを届ける、東京スタデオの挑戦にご期待ください。
統括ディレクター山内裕太さんの仕事と空間へのこだわり
東京スタデオはどんな会社?
展覧会空間専門会社
第三章では、統括ディレクター山内裕太さんの仕事と空間へのこだわりについて見ていきましょう。
公開日:2021/10/17

✅ 東京スタデオは、展覧会の空間・会場づくりを専門とする会社で、会場デザインから設計、施工、作品展示補助までを一貫して行うことを特徴としています。
✅ 山内裕太さんの役割は、建築家である西澤徹夫さんの設計図を基に、技術的な問題点の検討、予算管理、製作スケジュールの調整、実際の製作・納品までトータルに管理することです。
✅ ジャパンハウス巡回企画展では、起こし絵図を拡大した1/1スケールの擁翠亭再現において、素材の選定に苦労しました。当初はファイバー素材のボードが提案されましたが、温湿度変化による反りが懸念され、アルミ複合板に和紙を貼り合わせた素材に変更されました。試作品を用いた強度テストを経て、長期巡回に耐えられる構造を実現しました。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://windowology-exhibitions.madoken.jp/ja/journal/1475/細部にまでこだわった空間作りに感銘を受けました。
特に、JAPAN HOUSEの巡回展で、素材選びに苦労しながらも、長期的な展示に耐えうる構造を作り上げたエピソードは、プロフェッショナルとしての矜持を感じさせます。
東京スタデオは、展覧会の空間・会場づくりを専門とする会社で、会場デザインから設計・施工、展示補助までを一貫して行うことが特徴です。
統括ディレクターの山内裕太さんは、窓学展やJAPANHOUSE巡回企画展など、数々の展覧会で会場構成や什器設計を担当しています。
山内さんの役割は、設計図に基づいた技術的な検討、予算管理、製作スケジュールの調整など、展覧会の製作工程をトータルに管理することです。
JAPANHOUSE巡回企画展では、起こし絵図を拡大した擁翠亭の再現など、複雑な構造物の製作にも携わりました。
試作品製作や素材選定など、困難な課題を克服しながら、強度や耐久性を確保した作品を作り上げています。
山内さんは、美術館の展示室は窓がない空間であることが多い一方、窓展や窓が印象的な美術館での仕事を通して、窓の存在の重要性を感じています。
特に自然光が差し込む展示室の美しさは、作品を鑑賞する上で特別な体験を提供すると語っています。
展覧会を通して、新しい自分を発見できそうですね。人生の転機に、このような空間に身を置くことで、何か新しいインスピレーションを受けられそうです。
本日は、東京スタデオの仕事内容についてご紹介しました。
展覧会を支える多くの方々の情熱とこだわりが伝わってきました。
💡 東京スタデオは、展覧会の空間デザインから施工までを一貫して行う会社です。
💡 制作ディレクター玉村大樹氏は、展覧会全体のコーディネートを担当しています。
💡 統括ディレクター山内裕太氏は、技術的な検討や予算管理、製作スケジュールの調整を行います。