アルベルト・ジャコメッティ展:彫刻家ジャコメッティの魂に触れる巡回展?国立新美術館、エスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催!ジャコメッティの世界
細長い人体像で知られる彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ。その作品は、人間の孤独と存在感を問いかける。国立新美術館やエスパスルイ・ヴィトン大阪で開催される回顧展では、初期から晩年までの彫刻、素描、版画など、多岐にわたる作品を展示。代表作「指さす男」をはじめ、日本の哲学者・矢内原伊作との関係性、そして写真や映像を通して、ジャコメッティの芸術世界を多角的に探求する。時を超えた魅力に触れる貴重な機会。
ジャコメッティと矢内原伊作
ジャコメッティと矢内原、二人の関係は?
モデルと芸術家
本章では、ジャコメッティと、彼のモデルを務めた日本人哲学者、矢内原伊作の関係に焦点を当てます。
二人の間にはどのような物語があったのでしょうか。

✅ 国立新美術館で開催されている「ジャコメッティ展」は、20世紀を代表する彫刻家アルベルト・ジャコメッティの大回顧展で、彫刻約50点、絵画約5点、素描と版画約80点を展示しています。
✅ 特徴的な細長い人物像は、正面と横で異なる印象を与え、小さな作品や動物像なども展示されています。
✅ ジャコメッティはモデルに長時間同じポーズを取らせることで有名で、日本人哲学者矢内原伊作もモデルを務めており、そのエピソードも紹介されています。
さらに読む ⇒宮田理江出典/画像元: https://riemiyata.com/art/17501/ジャコメッティと矢内原伊作の関係は、芸術家とモデルという枠を超え、深い精神的な繋がりを感じさせます。
矢内原の書籍を通して、ジャコメッティの芸術への理解が深まります。
スイス生まれの彫刻家、アルベルト・ジャコメッティは、細長く引き伸ばされた棒状の人物彫刻で知られています。
彼の作品は、はかなげながらも力強いエネルギーを感じさせる、時を超えた魅力を持っています。
ジャコメッティは、数少ないモデルの1人に、日本の哲学者・矢内原伊作を迎えました。
矢内原は1955年にパリでジャコメッティと出会い、その後、72日間にも及ぶモデルを務めました。
ジャコメッティは、矢内原に長時間にわたるポーズを要求し、少しでも動くと怒鳴りつけるほど厳しい態度をとったそうです。
矢内原は、この経験を「芸術家との対話」や「ジャコメッティとともに」などの書籍にまとめ、日本のジャコメッティ受容に貢献しました。
現在、国立新美術館では、ジャコメッティの回顧展が開催されています。
展覧会では、矢内原との関係を紹介するコーナーも設けられています。
ジャコメッティの作品と、矢内原との貴重な関係を知る絶好の機会です。
矢内原伊作さんの書籍、ぜひ読んでみたいです。自分の人生を見つめ直すヒントが得られるかもしれません。ジャコメッティさんの作品を通して、自分の内面と向き合ってみようと思いました。
エスパスルイ・ヴィトン大阪でのジャコメッティ展
アルベルト・ジャコメッティ展で、彼の彫刻が持つ豊かさを知るには?
細長い人物像を超えた視点
本章では、エスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催された「アルベルト・ジャコメッティ展」についてご紹介します。
公開日:2023/04/28

✅ エスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催中の「アルベルト・ジャコメッティ展」は、フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵の7点の作品を通して、ジャコメッティの世界観を体感できる貴重な機会です。
✅ 展示では、制作年代順に作品が紹介され、それぞれの背景や込められた感情を解説することで、ジャコメッティの芸術に対する理解を深められます。
✅ ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋にある「ル・カフェ・ヴィー」では、ロゴアートが施されたカフェラテやミルフィユを楽しみながら、鑑賞後の感想を語り合うこともできます。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.elle.com/jp/pr-stories/promotion/g43665597/f-louisvuitton-giacometti-2305/エスパス ルイ・ヴィトン大阪でのジャコメッティ展は、彼の代表作7点を通して、彼の世界観を体感できる貴重な機会です。
特に、高さ3メートルの「大きな女性立像Ⅱ」は見応えがあります。
「エスパスルイ・ヴィトン大阪」にて開催中の「アルベルト・ジャコメッティ展」は、スイス出身の彫刻家、アルベルト・ジャコメッティの象徴的な彫刻作品7点を展示する。
特に高さ3メートルの「大きな女性立像Ⅱ」は必見。
本展は「フォンダシオンルイ・ヴィトン」主催の「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環。
フォンダシオンルイ・ヴィトンは、2014年に開館したルイ・ヴィトン財団による芸術機関で、現代アートに特化したコレクションを所蔵し、世界6カ所のエスパスルイ・ヴィトンで定期的に展覧会を開催している。
ELLEエクスクルーシブツアーは、4月13日(木)に開催され、抽選で15組30名のELLE読者を特別に招待。
ジャコメッティ展を貸切空間で楽しめるほか、作品説明やルイ・ヴィトンのカフェ「ル・カフェ・ヴィー」でのラグジュアリーなひとときも楽しめる。
ジャコメッティ展では、彼の彫刻が持つ豊かさを、細長い人物像というアイコンを超えて、独自の視点から見ることができる。
第二次世界大戦後、彫刻家としての道を歩み始め、細長い彫刻へと向かう過程の作品7点を展示。
特に、7点の中で最も初期の作品である《棒に支えられた頭部》(1947)は、隣人Tの死の追憶から生まれたもので、生きていると同時に死んでいる対象、絶対的な不動性のなかで凍りついた人間存在を表現している。
また、《3人の歩く男たち》(1948)は、歩く動作を表現しながらも不動性を宿し、ジャコメッティらしい特徴を備えている。
晩年の作品である《男の頭部(ロタールⅠ)》(1964-65頃)、《男の胸像(ロタールⅡ)》(1964-65頃)、《座る男の胸像(ロタールⅢ)》(1965頃)は、頭部がモデルの顔に肉薄している一方、肩から下の形は崩れ、故郷スタンパのアルプスの山肌を思わせるような凹凸が深い。
これらの作品を通して、ジャコメッティが彫刻を通して何を表現しようとしたのか、その核心に触れることが可能である。
ジャコメッティの作品は、物質的な豊かさだけでなく、精神的な探求も感じさせてくれますね。なんだか、自分の内面を深く見つめ直すような、そんな感覚を覚えます。
彫刻と光のハーモニー
ジャコメッティ展の見どころは?
彫刻、写真、映像で堪能
本章では、エスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催されている、アルベルト・ジャコメッティ展について、さらに詳しく見ていきましょう。
公開日:2022/11/17

✅ エスパス ルイ・ヴィトン大阪で、アルベルト・ジャコメッティの展覧会が開催される。
✅ パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵の彫刻作品8点、゛大きな女性立像 II゛や゛棒に支えられた頭部゛などが展示される。
✅ 入場無料、11月10日から来館予約を受け付けている。
さらに読む ⇒ファッションスナップ出典/画像元: https://www.fashionsnap.com/article/2022-09-23/espace-louis-vuitton-giacometti/エスパス ルイ・ヴィトン大阪での展覧会は、ジャコメッティの彫刻作品を、建築と光との関係性の中でじっくり鑑賞できる貴重な機会です。
晩年の作品群を通して、彼の芸術の本質に触れられます。
エスパスルイ・ヴィトン大阪で開催中の「アルベルト・ジャコメッティ展」は、2017年以来の日本で開催されるジャコメッティの個展。
フォンダシオンルイ・ヴィトンのコレクションから7点が来日し、高さ2.7mの女性立像《大きな女性立像II》をはじめ、彫刻家晩年の代表作が展示されている。
会場には、ジャコメッティの作品群だけでなく、写真家サビーヌ・ヴァイスによるジャコメッティのポートレートや、彼の人生と芸術を追った50分のドキュメンタリー映像も展示され、多角的にジャコメッティの魅力に触れることができる。
また、ジャコメッティはチェース・マンハッタン銀行ビルの広場に《大きな女性立像II》を含め、晩年の作品群を提案していたという背景も紹介されている。
エスパスルイ・ヴィトン大阪は、青木淳建築によるファサードから差し込む陽光が彫刻を美しく照らし、夕暮れ時には作品の「肌」が際立つ、豊かな空間となっている。
今回の展覧会では、ジャコメッティの彫刻作品を、建築と光との関係性の中でじっくり鑑賞できる貴重な機会となっている。
うーん、光の当たり方で作品の見え方が変わるというのは、面白い視点ですね。科学的な根拠に基づいた照明設計などもされているのでしょうか。作品だけでなく、空間全体にも興味があります。
本日は、ジャコメッティの展覧会についてご紹介しました。
彼の作品は、見る者の心に深く響き、様々な気づきを与えてくれますね。
💡 ジャコメッティは、細長い人体像で知られ、人間の孤独や存在を表現した彫刻家。
💡 国立新美術館とエスパス ルイ・ヴィトン大阪にて、彼の作品を網羅した展覧会が開催。
💡 モデルとの関係性、建築と光の関係性など、様々な角度からジャコメッティの芸術を理解できる。