山本容子のホスピタルアートとは？病室を彩るアートの力とは？画業50年、ホスピタルアートの世界
画業50年の銅版画家、山本容子。父の闘病を機に「ホスピタルアート」へ。病院を癒やしの空間に変えるため、患者の心に寄り添うアートを追求。スウェーデンの先進事例から学び、病院空間を多角的に考察。高松赤十字病院の作品など、温かい視点で医療現場を彩る。アートは「薬」であると語り、未来の医療に貢献する。
アーティストとしての山本容子
山本容子さんの才能は何で開花した？
美大生時代から
続いて、山本容子さんのアーティストとしての魅力に迫ります。
彼女の多様な作品を紹介します。
✅ 「Lucas atelier」は、2006年に創業した、フランス・パリ発祥のブランドです。
✅ ブランドの創設者は、80年代からファッション業界で活躍するデザイナー、Lucasです。
✅ 「Lucas atelier」は、シンプルで洗練されたデザインと、上質な素材使いが特徴です。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://store.hpplus.jp/fs/shop/g/g3092590000FS/山本さんの作品は、人々の心を豊かにし、新たな視点を与えてくれます。
彼女の作品に対する想いや、込められたメッセージを感じます。
山本容子さんは、美大生時代からその卓越した才能を認められ、銅版画、絵画、ステンドグラス、壁画など、幅広い分野で活躍するアーティストです。
2019年春には銀座で2つの展覧会を開催しました。
「山本容子展—時の記憶—」では、2002年にルイ・ヴィトン表参道旗艦店の工事中に制作された385点の銅版画が展示されました。
これらの作品は、THEGINZAとのコラボレーションのきっかけとなったもので、ブランドとの長期的な関係性が生み出した成果です。
「山本容子ポートレート展—本棚の仲間たち-」では、1980年から描き続けてきた、マチス、アンディ・ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズ、ピカソなど、山本さんが関心を注ぎ続けてきた芸術家のポートレート作品が展示されました。
山本さんの作品からは、人々との出会い、時間、そして目に見えない幸福感を感じることができます。
彼女の作品は、見る人の心を豊かにし、新たな視点を与えてくれます。
山本さんの作品から、人との出会いや時間の流れを感じ、私も自分の人生を見つめ直すきっかけになりました。ありがとうございます。
「アートインホスピタル」展
病院アートで心を癒す山本容子展、どんな活動？
患者と医療従事者を癒す活動
続いて、伊勢丹新宿店で開催されている「アートインホスピタル」展についてご紹介します。
✅ 山本容子さんの版画展「アートインホスピタル」が伊勢丹新宿店で開催されている。
✅ この展覧会では、医療現場での壁画制作を特集しており、患者や医療従事者の心を癒すことを目的としている。
✅ 会場では、病院の壁画作品や「ヴィヴァルディ四季」などの版画、そしてビデオコーナーでは海外の病院におけるアートインホスピタルの取り組みが紹介されている。
さらに読む ⇒愉しむまあじいのブログ出典/画像元: http://cocomiura3.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-6838.html病院におけるアートの役割について、多くの方に考えてもらう良い機会になりますね。
展示を通して、アートの可能性を感じます。
銅版画家の山本容子は、伊勢丹新宿店で個展「山本容子展アートインホスピタル」を開催しています。
この展覧会は、山本が長年取り組む「アートインホスピタル」という、病院でのアート活用を通じて患者や医療従事者の心を癒すという活動の一環です。
山本は、自身の父の死をきっかけにスウェーデンで病院におけるアートの重要性を学び、日本でも病院環境におけるアートのあり方を考え、病院に飾られるアートは、患者の心情や環境に配慮し、誰にとっても心地よい空間を生み出すことが重要だと訴えています。
今回の展示では、高松赤十字病院に描いた作品をモチーフにした原画が展示され、山本が現地の人々とのコミュニケーションを通して作品に変化を加えたプロセスが紹介されています。
山本は、病院におけるアートは、環境音楽のようにさりげなく存在し、見る人に静かなメッセージを伝えるものと考え、百貨店での展示を通して、多くの人に病院におけるアートの役割について考えてもらいたいと考えています。
アートが、患者さんだけでなく、医療従事者の方々の心も癒やしてくれるなんて、本当に素晴らしいですね！ 病院がもっと明るい空間になること、私も願っています。
病院におけるアートの力
病院アートの重要性は？
患者の心を癒す
最後に、病院におけるアートの力について、改めて考えてみましょう。
✅ 香川県高松市の高松赤十字病院に、銅版画家の山本容子さんが描いた「愛の小径」という壁画が完成した。
✅ ホスピタルアートは病院の無機質な空間をアートで心地よい空間にする取り組みで、日本では主に小児病棟に絵画作品などが展示されている。
✅ 山本容子さんはスウェーデンの国立大学病院を訪問した経験から、ホスピタルアートは患者だけでなく、医師や看護師など医療従事者にも良い影響を与えると考えており、日本のホスピタルアート発展に期待している。
さらに読む ⇒看護カンゴルー看護師のための総合サイト【公式】出典/画像元: https://www.kango-roo.com/work/714/病院空間をより良くするためのヒントがたくさんありましたね。
アートが、患者さんと医療従事者の両方にとって、希望となることを願います。
山本容子さんは、病院におけるアートの重要性を訴えています。
特に、患者の心を癒すという視点から、病院空間をより良いものにするための提案をしています。
医療従事者、患者、家族など、関係者全員が協力し、病院空間を改善していく必要性を訴えています。
例えば、スウェーデンでは病院建築費の1%をアートに充てるという法律があり、日本の病院空間とは異なる、患者にとって心地よい空間が実現されています。
山本容子さんは、自身の経験を通して、病院におけるアートは、単なる飾りではなく、患者の心を癒やし、治療効果を高める重要な要素であると確信しています。
そして、これからもホスピタルアートを通して、医療現場に貢献していくことを目指しています。
アートは、単なる飾りではなく、患者さんの心に寄り添い、治療効果を高める力があるという考え方に、私も賛成です。もっと、科学的な根拠に基づいた研究が進むことを期待しています。
山本容子さんの活動から、アートの持つ力と、今後の病院空間の可能性を感じました。
💡 山本容子さんは、銅版画家として画業50年を迎え、病院でアートを活用する「ホスピタルアート」を推進。
💡 スウェーデンの病院事例から、患者と医療従事者の両方にとって心地よい空間づくりの重要性を学ぶ。
💡 アートは、単なる飾りではなく、患者の心を癒やし、治療効果を高める可能性を持つという結論。
