アートシーンを彩る展覧会、あなたはどれを選ぶ?(今週のアート情報、展覧会情報?)今週の見どころは?東弘一郎、色彩、書と光、そして蔡國強
ユネスコ無形文化財「佐原の大祭」の車輪に着想を得た東弘一郎のインスタレーション、個展『HANMA』開催! 伝統と廃材を融合した新作《都市の半間》を展示。一方、タグチファインアートでは色彩表現を探求する3人展、思文閣銀座では書家・森田子龍と大山エンリコイサムによる2人展、P3 art and environmentでは蔡國強の貴重な展示風景を公開! 多様な表現が銀座を彩る。
💡 東弘一郎さんの個展『HANMA』では、佐原の山車をモチーフにした作品が展示。
💡 タグチファインアートでは、3人のアーティストによる色彩をテーマにした展覧会を開催。
💡 森田子龍と大山エンリコイサムによる二人展「Ginza Curator’s Room 004」も注目。
それでは、各展覧会の詳細を一つずつ見ていきましょう。
「佐原の大祭」から生まれた現代美術
東弘一郎のインスタレーション作品「HANMA」は、何を題材にしていますか?
佐原の大祭の山車
今回の展覧会では、東さんが自転車を素材に、山車の車輪「半間」に着想を得た動く立体作品を制作しています。
公開日:2023/06/26

✅ 東弘一郎さんの個展「HANMA」が東京・代官山のアートフロントギャラリーで開催されている。
✅ 東さんは自転車を素材に、山車の車輪「半間」に着想を得た動く立体作品を制作している。
✅ 本展では、自転車の構造をそのままに、山車に見られる「半間」の動きを取り入れた作品を見ることができる。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20230626/dde/014/040/002000c伝統と現代アートの融合が興味深いですね。
自転車の再利用という点も、現代的なテーマを含んでいます。
東弘一郎は、ユネスコの無形文化財に指定されている「佐原の大祭」の山車を支える「半間(車輪)」を題材にしたインスタレーション作品を発表しています。
東弘一郎は、各地でのフィールドワークを元に、捨てられた自転車を使った作品を制作することで、大量廃棄の問題や、ものづくりの現場に焦点を当てています。
今回の個展『HANMA』では、佐原で制作された「デッカ・ハンマ」と、自転車を組み合わせて生まれた新作《都市の半間》が展示されています。
東さんは、伝統的な技術と現代の素材を融合し、地域とのかかわりの中で生まれた作品を通して、自身の思いを表現しています。
「半間」という言葉と、自転車という身近なものが組み合わさることで、すごくスピリチュアルなパワーを感じますね!
色彩の深淵を探求する3人のアーティスト
3人のアーティストはどう違う色彩表現をしている?
それぞれ独自の色使い
絵の具の表現方法がそれぞれ異なり、色彩の奥深さを感じることができる展覧会です。

✅ 流麻二果、ミヒャエル・テンゲス、ぺーター・トレンスの3人の作家による色彩に焦点を当てた展覧会が、タグチファインアートで開催されている。
✅ 流麻二果は、絵の具を混ぜるのではなく、薄い層を重ねて色彩を生み出す独自の技法を用いている。
✅ ミヒャエル・テンゲスとぺーター・トレンスは、それぞれ独自の筆致で重ねられた色彩が特徴で、色彩の重なりが作品に深みを与えている。
さらに読む ⇒徒然なる出典/画像元: https://nagacumatz.livedoor.blog/archives/20144710.html色彩の表現方法に個性が出ていて、それぞれのアーティストのこだわりを感じることができます。
色彩を主題に独自の絵画表現を探求する3人のアーティストによる展覧会「色彩について:流麻二果、ミヒャエル・テンゲス、ぺーター・トレンス」がタグチファインアートで開催されています。
テンゲスは厚みのある絵の具と多様な色彩を用い、トレンスはモノクロームに見える作品に無数の色彩の層を重ね、流は淡いヴェールを重ねたような作品を制作しています。
色の重なりによって生まれる深み…科学的な根拠はあるのでしょうか?光の屈折とか、そういうことですか?
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書家・森田子龍と大山エンリコイサムの二人展、そして蔡國強の初期作品展が銀座と東京で開催!書の再解釈と爆破芸術、反復の美学を堪能。