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横尾忠則の『連画』展とは?88歳現役作家の創作と思想に迫る!(開催概要?)横尾忠則『連画の河』展:過去作と向き合い新たな表現を模索

日本アート界の異才、横尾忠則の「連画の河」展が世田谷美術館で開催!88歳にしてなお進化を続ける横尾が、過去の作品を起点に生み出す、流れるような「連画」の世界を体感せよ。新作油彩画を中心に、社会へのメッセージや、生と死を表現した圧巻の作品群。横尾の創造力と、絵画の生命力を感じ取れる、貴重な機会をお見逃しなく!

横尾忠則の『連画』展とは?88歳現役作家の創作と思想に迫る!(開催概要?)横尾忠則『連画の河』展:過去作と向き合い新たな表現を模索

📘 この記事で分かる事!

💡 横尾忠則の「連画」とは、過去の作品からインスピレーションを得て制作する新しい表現方法です。

💡 本展では、新作油彩画約60点に加え、関連作品やスケッチも展示され、その全貌を明らかにしています。

💡 展覧会は世田谷美術館にて2025年4月26日から6月22日まで開催され、関連イベントも予定されています。

それでは、横尾忠則氏の作品世界と、今回の展覧会の見どころについて、詳しく見ていきましょう。

横尾忠則の軌跡

横尾忠則はどんなアーティスト?

画家、グラフィックデザイナー

横尾忠則氏のこれまでの活動を振り返り、その多才な才能と、時代を彩ってきた作品の数々をご紹介します。

横尾忠則とは?来歴や作風、代表作について解説します!

公開日:2024/08/06

横尾忠則とは?来歴や作風、代表作について解説します!

✅ 横尾忠則は、日本の現代美術作家で、独自のポップアートやシュルレアリスムの影響を受けた作品で知られています。彼は、グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、その後画家宣言を表明しました。

✅ 横尾忠則の作風は、サイケデリックな色彩やコラージュ、シュルレアリスム的な要素を特徴とし、彼の作品は国内外で高い評価を受けています。彼は、広告、雑誌、ポスター、レコードジャケットなど、幅広い分野で活躍し、三宅一生や三島由紀夫など、様々な文化人との交流も深いことで知られています。

✅ 横尾忠則の作品は、兵庫県の横尾忠則現代美術館、香川の豊島横尾館、東京都現代美術館など、多くの美術館に所蔵されています。彼の作品は、その独創的な表現方法と深みのあるメッセージ性で、多くの人々を魅了し続けています。

さらに読む ⇒アートリエメディア出典/画像元: https://media.artelier.co.jp/column/123/

横尾忠則氏は、グラフィックデザインから美術の世界へ、そして様々な表現方法を試みてきました。

その作風は、常に進化し続けています。

横尾忠則は、日本の現代アート作家として知られる画家であり、グラフィックデザイナーです

1936年兵庫県生まれ。

幼少期から絵画に親しみ、高校時代には学園祭ポスターなどを制作し、その才能を発揮しました。

1956年に神戸新聞社に入社後、大阪のナショナル宣伝研究社を経て、1960年代からグラフィックデザイナーとして活動を始めます。

1960年代後半から1970年代には、ロックバンドのポスターやレコードジャケットのデザインなど、独創的なスタイルで注目を集め、海外でも高く評価されました。

1967年にはニューヨーク近代美術館に作品が買い上げられ、1972年には個展を開催するまでになりました。

その後も精力的に創作活動を続け、ポップアートやシュルレアリスムの影響を受け、自身の独自の世界観を確立しました。

横尾忠則の作品は、サイケデリック、オカルティズム、シュルレアリズムなどの要素を含み、強烈な色彩と独特の構図が特徴です。

彼の作品は、現代アートの重要な作品として評価されており、国内外の美術館に収蔵されています。

代表作には『腰巻お仙』や『TADANORI YOKOO』などがあり、近年では、ラッピング電車や美術館の企画展などで、新たな表現に挑戦しています。

2023年には、文化功労章を受章し、現在も現役で創作活動を続けています。

横尾忠則は、日本のアート界に大きな影響を与え、その作品は、世代を超えて愛され続けています。

横尾さんの作品は本当にパワフルで、何かこう、魂に響くものがありますよね… 彼の作品から、自分を見つめ直すヒントが得られそうです。

連画の誕生

横尾忠則の「連画」シリーズの秘密とは?

昨日の作品から今日の筆が導かれる

「連画」という新しい制作方法について、詳しく見ていきましょう。

過去の作品を糧に、どのように新しい表現を生み出しているのでしょうか?。

世田谷美術館での「横尾忠則連画の河」の入場チケットをプレゼント。和歌を複数人で分担して詠みあう゛連歌゛と似て非なる、昨日の自作を他人の絵のように眺めて制作した゛連画゛の作品を公開。新作油彩画約点に加え関連作品やスケッチ等も展示

公開日:2025/03/16

世田谷美術館での「横尾忠則連画の河」の入場チケットをプレゼント。和歌を複数人で分担して詠みあう゛連歌゛と似て非なる、昨日の自作を他人の絵のように眺めて制作した゛連画゛の作品を公開。新作油彩画約点に加え関連作品やスケッチ等も展示

✅ 横尾忠則の新しい作品制作手法「連画」は、過去の作品を他人の絵のように見て、そこからインスピレーションを得て制作するというもので、和歌の連歌になぞらえています。

✅ 今回の展覧会では、150号を中心とする新作油彩画約60点に加え、関連作品やスケッチなどが展示され、横尾忠則の88歳という年齢を感じさせない、現在進行形の創作活動を垣間見ることができます。

✅ 横尾忠則は、長年様々な手法と様式を用いて絵画を制作しており、その息の長い創造力は、近年特に注目されています。今回の展覧会では、彼の創作活動の軌跡と、新たな表現方法「連画」による独特の世界観が展観されます。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://architecturephoto.net/226490/

過去の作品を「他人の絵」として見るとは、面白い発想ですね。

そこからインスピレーションを得て、新たな作品を生み出す… 創造性の源泉を感じます。

世田谷美術館で開催される「横尾忠則連画の河」展は、88歳の横尾忠則が2023年春から制作を始めた「連画」シリーズを中心とした展覧会です。

150号を中心とした新作油彩画約60点に加え、関連作品やスケッチなども展示されます。

本展のキーワードは「連画」です。

横尾は、連歌のように、昨日の作品を他人の絵のように眺め、そこから今日の筆が導かれるままに描き進め、思いもよらぬ世界をひらいていくことを楽しんでいます。

展示は、1994年の作品『記憶の鎮魂歌』から始まり、同級生たちと写した記念写真から着想を得た作品群、そして「連画」をどのように描き進めていくか模索した作品群へと続きます。

展示の後半では、メキシコ風の図像が増え、色彩もカラフルで明るい作品が登場します。

横尾は、人々とのやりとりやメディアを通して見たものなどから自然に影響を受け、それを絵の中に受け流していく、東洋武術の達人のような技を駆使しています。

作品の中には、マン・レイやピカソ、ゴーギャンのタヒチでの作品など、様々な芸術作品からの引用や、横尾自身の混乱ぶりがそのまま表現された作品など、多様なイメージが溢れ出ています。

横尾自身は作品に意図やテーマを込めることはしないと語っていますが、作品の中には、安倍晋三と思われる人物や核爆弾を描いたものなど、社会へのメッセージを感じさせる作品も含まれています。

本展では、横尾忠則の「連画」を通して、その息の長い驚異的な創造力と、現代社会に対する鋭い視点を体感することができます。

「連歌」のように作品をつなげていくという点、非常に興味深いですね。しかし、客観的な評価や分析が示されていない点が少し気になります。

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88歳、横尾忠則の新作!過去作から着想を得た「連画」約60点。生と死が交錯する、圧倒的な作品世界を体感せよ!世田谷美術館で2025年4月26日開幕。