マルタン・マルジェラのアート展とアートフェア「Paris+parArtBasel」とは?マルタン・マルジェラ、アートの世界へ
ファッション界の異才、マルタン・マルジェラの初個展がパリのラファイエット・アンティシパシオンで開催!毛髪オブジェや身体をテーマにした彫刻など、マルジェラの深淵なる世界観が炸裂。曜日や時間で変化する展示は、覆う、隠すといったマルジェラの美学を体現。キービジュアルのデオドラント・スティック写真にも注目!また、パリで開催されるアートフェア「Paris+ par Art Basel」の出展者リストも発表。個性豊かなギャラリーが集結し、アート界を刺激する。
マルタン・マルジェラのアーティスト活動
マルタン・マルジェラの個展で注目すべき点は?
人体モチーフ作品と覆い隠す演出
マルタン・マルジェラのアーティスト活動について深掘りします。
「MARTIN MARGIELA」展の展覧会図録の内容を中心に、彼の表現を探求します。

✅ マルタン・マルジェラ本人が全面的に監修した、パリのギャラリー「ラファイエット・アンティシパシオン」で開催された「MARTIN MARGIELA」展の展覧会図録。
✅ 展覧会の作品制作過程を350ページにわたって詳細に記録しており、作品図版とマルジェラが制作中に撮影した「メイキング」写真が交互に配置されている。
✅ マルジェラ自身によるリサーチやインスピレーションに加え、財団チームとマルジェラの熱意が伝わる内容で、美術史家やキュレーターによる解説やマルジェラとアーティストのインタビューも収録されている。
さらに読む ⇒フラジャイル大阪出典/画像元: https://fragile-osaka.com/blog/new-at-store/martin-margiela-at-lafayette-anticipations/作品制作の過程が詳細に記録されている図録は、マルジェラの思考や表現へのこだわりを知る上で貴重な資料ですね。
覆う、閲覧、隠すという展示手法も、彼の作品に対する考察を深めます。
マルタン・マルジェラは、ファッションデザイナーとして活躍後、アーティストとして活動を再開し、パリのギャラリー・ラファイエット・アンティシパシオンで個展を開催しました。
本展では、マルジェラのインスタレーション、彫刻、コラージュ、絵画、映像など20点以上の作品を展示し、人体をモチーフにした作品が多く見られました。
展示では、人体を模したスカルプチャを布で覆い、鑑賞者が訪れるとスタッフが布を外して作品を見せる、照明やロールカーテンを用いて鑑賞者の来場によって作品を現すなど、覆う、閲覧、隠す行為が特徴的でした。
隠す、見せるという表現は、まるで人生そのものですね。過去を振り返り、隠された部分を見つめ直すことで、新たな自分を発見できるような気がします。心の奥底にある感情と向き合うきっかけになるかもしれません。
アートフェア「Paris+parArtBasel」
パリのアートフェア「Paris+parArtBasel」で注目すべき点は?
新規出展ギャラリーと新進ギャラリーの活躍
パリで開催されるアートフェア「Paris+parArtBasel」についてご紹介します。
2023年の開催概要と、見どころを解説します。
公開日:2023/08/21

✅ 2023年のParis+ par Art Baselは、昨年よりさらに大胆なパブリック・プログラムを展開し、ルーヴル美術館やポンピドゥー・センターなどとの協力を強化することで、より多くの芸術愛好家やコレクターを惹きつけようとしています。
✅ 一方で、2024年にはグラン・パレ・エフェメールからグラン・パレへの移転が予定されており、これが大きな課題となっています。移転に伴う準備や調整には、時間と労力を要するからです。
✅ パリ+ par Art Baselのパブリック・プログラムは、各会場の特性を活かし、質の高い展示を厳選することで、観客に多様な視点と体験を提供することを目指しています。ポンピドゥー・センターを選んだ理由としては、その多面的で挑戦的なプログラムが、Paris+ par Art Baselの理念と合致しているためです。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.tfwsa.or.jp/post/paris-par-art-basel-with-cl%C3%A9ment-del%C3%A9pine-1?lang=ja154のギャラリーが出展し、日本からもタカ・イシイギャラリーとTakeNinagawaが出展するのは、大変興味深いですね。
新規出展ギャラリーや、ラファイエット・アンティシパシオンとの連携にも注目です。
パリで開催されるアートフェア「Paris+parArtBasel」が、2回目の開催となる今年の出展者リストを発表しました。
会期は10月20日~22日。
33カ国と地域から154軒のギャラリーが出展し、昨年よりわずかに減少しています。
日本からはタカ・イシイギャラリーとTakeNinagawaのみが出展します。
今年の特徴として、7つの新規出展ギャラリーに加え、昨年新進ギャラリーを紹介する「GaleriesÉmergentes」部門に参加した4つのギャラリーが、メイン部門「Galeries」に出展することとなりました。
Blum&Poe、Bortolami、kurimanzutto、LandauFineArt、JanMot、RichardNagyLtd.、P.P.O.Wといったギャラリーが、それぞれ個性的なアーティストの作品を展示します。
「GaleriesÉmergentes」部門では、14のギャラリーがアーティストの個展を行う予定です。
Bank、Document、Lyles&Kingなど、9つのギャラリーが初出展となります。
また、同部門ではフランスの百貨店「ギャラリー・ラファイエット」と提携し、出展アーティストから1名を翌年に展示スペース「ラファイエット・アンティシパシオン」で個展を開催する予定です。
さらに、アート界の有識者によるトークイベント「Conversations」や、パリの文化機関との連携によるパブリック・プログラムなども予定されています。
フェアのディレクター、クレマン・ドゥレピーヌ氏は、今年の展示が近代・現代アーティストの優れた作品の数々、緻密なコンセプトのプレゼンテーション、フランスのギャラリーコミュニティへの貢献、そして「GaleriesÉmergentes」部門の活発さを検証できるものと期待を表明しています。
今年の「Paris+ par Art Basel」は、さらに多くの人々にアートの魅力を伝える場となるでしょう。新たな才能の発掘や、多様な価値観との出会いに期待が高まります。スピリチュアルな視点からも、インスピレーションを受けられそうです。
マルタン・マルジェラのアート展と、アートフェア「Paris+ par Art Basel」を通して、アートの多様性と、新たな表現に触れることができました。
今後の活動も楽しみです。
💡 マルタン・マルジェラの個展では、ファッションデザイナーとしての活動を経てアーティストになった彼の、独特の世界観に触れることができます。
💡 ラファイエット・アンティシパシオンは、現代アートとデザインに特化した、ユニークな展示空間を提供しています。
💡 アートフェア「Paris+ par Art Basel」は、世界中のギャラリーが集まり、新たな才能を発掘する場となっています。