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ピカソ展覧会巡り:キュビスムからドローイングまで、20世紀美術の巨匠ピカソの軌跡を追う?日本で開催されるピカソとキュビスム展の魅力

ピカソの多面的な魅力を堪能!青の時代からキュビスム、そして近年の展覧会まで、ピカソの革新的な芸術を掘り下げる。ポンピドゥーセンターでの「PicassoEndlesslyDrawing」展や、日本で開催される大規模キュビスム展、東京都美術館での傑作展など、様々な角度からピカソの作品に触れ、20世紀美術を体感できるまたとない機会。

ピカソ展覧会巡り:キュビスムからドローイングまで、20世紀美術の巨匠ピカソの軌跡を追う?日本で開催されるピカソとキュビスム展の魅力

📘 この記事で分かる事!

💡 ピカソは、20世紀を代表する芸術家であり、作風を大きく変化させました。青の時代、バラ色の時代、アフリカ彫刻の影響を受けた時代などがあります。

💡 キュビスムは、ピカソとブラックによって生み出された革新的な芸術運動です。対象を幾何学的に分解・再構成し、従来の遠近法を覆しました。

💡 日本国内でも、ピカソとキュビスムに関する展覧会が開催されます。ポンピドゥー・センター所蔵の作品など、貴重な作品を鑑賞できます。

それでは、ピカソの作品と、関連する展覧会について、詳しく見ていきましょう。

まずは、ピカソの作風の変遷についてご紹介します。

パブロ・ピカソの変遷:青の時代からアフリカ彫刻の時代まで

ピカソはどんな時代を経て作風を変えた?

青、バラ、アフリカ

ピカソの初期の代表作である「アヴィニョンの娘たち」は、大胆な表現で美術界に衝撃を与えました。

その背景には、どのような時代があったのでしょうか。

作品解説】パブロ・ピカソ「アヴィニョンの娘たち」

公開日:2023/03/28

作品解説】パブロ・ピカソ「アヴィニョンの娘たち」

✅ 「アヴィニョンの娘たち」は、パブロ・ピカソが1907年に制作した、初期キュビスムの代表作であり、ニューヨーク近代美術館に所蔵されています。

✅ この作品は、プリミティヴィスムを取り入れ、伝統的なヨーロッパ絵画に革命を起こしただけでなく、ジョルジュ・ブラックやアンリ・マティスなど、後のキュビスム運動や近代美術の発展に大きな影響を与えました。

✅ 「アヴィニョンの娘たち」は、売春宿の女性たちを描いた作品で、その革新的な画風は、当時の美術界に衝撃を与え、激しい議論を巻き起こしました。

さらに読む ⇒アートペディア出典/画像元: https://www.artpedia.asia/picaso-les-demoiselles-d゛avignon/

「アヴィニョンの娘たち」は、確かに衝撃的な作品でしたね。

プリミティヴィスムを取り入れ、後の美術にも大きな影響を与えたという点も興味深いです。

パブロ・ピカソは20世紀を代表する偉大な芸術家として知られており、時代と共に作風を変化させてきました。

1901年から1904年にかけて、青みがかった色彩を用いて、生や死、孤独、貧困といった暗いテーマを描いた作品を発表し、これは「青の時代」と呼ばれています。

代表作は、老いたギター弾きや海辺の母子像などです。

その後、1904年から1906年にかけては、ピンク色を多用し、明るくサーカスの団員などを描いた作品を発表しました。

この時代は「バラ色の時代」または「サーカスの時代」と呼ばれ、代表作にはサルタンバンクの一家やパイプを持つ少年などがあります。

1907年から1909年にかけては、アフリカ彫刻の影響を受け、幾何学的な形を取り入れた作品を制作しました

この時代の代表作は、アヴィニョンの娘たちです。

素晴らしいですね!時代背景や影響関係を知ると、作品の見え方も変わってきますね。ピカソの作品から、何かスピリチュアルなメッセージを感じますね。

キュビスムの誕生:革新的な芸術運動の幕開け

ピカソは何によって伝統的な絵画を破壊したのか?

キュビスム

キュビスムは、従来の絵画の概念を覆す、革新的な芸術運動でした。

その誕生と発展について、さらに詳しく見ていきましょう。

ピカソ、ブラック…世紀初頭の一大ムーブメント「キュビスム」の全貌を知る国立西洋美術館にて「パリポンピドゥーセンターキュビスム展―美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」が開幕
ピカソ、ブラック…世紀初頭の一大ムーブメント「キュビスム」の全貌を知る国立西洋美術館にて「パリポンピドゥーセンターキュビスム展―美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」が開幕

✅ キュビスムは、ピカソとブラックによって生み出された20世紀美術の革新的な芸術運動で、対象を幾何学的な面や形に分解し、再構成することで従来の単一視点の遠近法を捨て去った「美の大革命」です。

✅ 本展では、キュビスムの誕生から進化、細分化まで、14章立てで解説され、約140点の作品が展示されています。

✅ ポンピドゥーセンター所蔵の貴重な作品が多数展示されており、日本初公開の作品も50点以上あります。

さらに読む ⇒ジェイビープレス|リアルな知性で世界に勝つ出典/画像元: https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77358

キュビスムは、単なる絵画技法にとどまらず、20世紀美術に大きな影響を与えたムーブメントでしたね。

複数の視点から同時に表現するというのは、面白い試みです。

1909年から1919年にかけて、ピカソは従来の絵画の概念を破壊し、平面を幾何学的に分割して構成するキュビスムを確立しました。

キュビスムは、20世紀初頭のパリに生まれた革新的な芸術運動で、その発端はピカソの『アビニヨンの娘たち』とされています。

ジョルジョ・ブラックと共にキュビスムを共同で発展させ、その革新的な絵画的実験は、1910年ごろからパリの画壇に大きな波紋を広げました。

キュビスムは、伝統的な遠近法や形態の表現を覆し、複数の視点から見たものを同時に表現することで、現実世界をより複雑かつ多面的にとらえ直しました。

さらに、対象物を幾何学的な形に分解し、再構成することで、従来の絵画では表現できなかった視覚的な効果を実現しました。

この運動は、後の抽象絵画や未来派、構成主義などの芸術運動に大きな影響を与えました。

ふむ、なるほど。でも、複数の視点から見たものを同時に表現するって、具体的にどういうことなんだろう?なんだか、ちょっと理解が難しいな。

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ピカソの多様な表現に迫る!ドローイング展、キュビスム展、傑作展が日本で開催。巨匠たちの革新的な作品を、新たな視点で堪能できるまたとない機会。