ピカソ展覧会巡り:キュビスムからドローイングまで、20世紀美術の巨匠ピカソの軌跡を追う?日本で開催されるピカソとキュビスム展の魅力
ピカソの多面的な魅力を堪能!青の時代からキュビスム、そして近年の展覧会まで、ピカソの革新的な芸術を掘り下げる。ポンピドゥーセンターでの「PicassoEndlesslyDrawing」展や、日本で開催される大規模キュビスム展、東京都美術館での傑作展など、様々な角度からピカソの作品に触れ、20世紀美術を体感できるまたとない機会。
「PicassoEndlesslyDrawing」展:ドローイングを通して探るピカソの創造の軌跡
ピカソ展でわかる、彼の意外な一面は?
ドローイングを通した革新
ピカソのドローイングは、油彩や彫刻とは異なる魅力を持ち、彼の創作過程を垣間見ることができます。
この展覧会を通して、ピカソの新たな一面を発見できるかもしれません。
公開日:2024/01/14

✅ パリのポンピドゥー・センターで開催された「ピカソ、 限りなく素描する展」は、ピカソのドローイングと版画の回顧展としては過去最大規模で、約1000点の作品が展示されました。
✅ 展示は順路や仕切りがなく、自由に鑑賞できる形式で、ピカソが作品制作にあたり、様々な手法・アプローチを試み、試行錯誤する様子、創作過程を感じることができました。
✅ 映画や制作風景の映像を交えたコーナーもあり、ピカソのエネルギーを感じることができ、彼の無限の情熱と芸術的才能、創作プロセスの真髄に触れる素晴らしい展覧会でした。
さらに読む ⇒(フィガロジャポン)出典/画像元: https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/-picasso-dessiner-a-linfini.htmlドローイング展、とても興味深いですね。
過去最大規模というのもすごい。
制作過程がわかる作品は、より深くピカソを知る手がかりになりそうです。
ポンピドゥー・センターで開催中の「PicassoEndlesslyDrawing」展は、ピカソのドローイングを通して、油彩や彫刻とは異なる彼の側面に光を当て、有名作品とその制作過程を新たな視点から提示する展覧会です。
展覧会では、初期の習作から晩年の作品まで、幅広い作品を展示し、ピカソによる形式への革新に焦点を当てています。
コラージュ、シンプルな線画、複数の画材を使った作品、リトグラフによる雄牛の連作など、ピカソの創作過程が鮮明にわかる10点の作品が紹介されています。
例えば、1912年の《SheetMusicandGuitar》は、ギターの横に楽譜を配置することで、楽器の音を表現したコラージュ作品です。
また、1918年の《Self-portrait[Montrouge]》は、シンプルな線画ながらピカソ自身の内面を垣間見ることができます。
さらに、1937年の《Weepinghead(V)》は、歴史的な傑作である《ゲルニカ》の制作直後に描かれた女性の頭部のドローイングであり、制作過程におけるピカソの心情が伺えます。
1945年のリトグラフの連作《Thebull》は、雄牛の形態を徐々に簡略化していく過程を見ることができ、ピカソの抽象表現への探求を垣間見ることができます。
ドローイングって、なんだか人間の内面を映し出す鏡みたいですよね。色々な表現方法を試す様子、創作のエネルギーを感じて、私も何か新しいことに挑戦したいな。
「パリポンピドゥーセンターキュビスム展」:キュビスムの革新的な世界を体感
キュビスム展、日本で何年ぶり?
50年ぶり
キュビスム展は、ピカソとブラックの作品を中心に、キュビスムの展開を辿ることができます。
また、日本初公開の作品も多数あるとのことです。

✅ 「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」が10月3日に国立西洋美術館で開幕し、約140点のキュビスム作品が展示されています。
✅ 本展は、ピカソとブラックが始めたキュビスムという芸術運動の誕生から発展までを14章構成でたどり、セザンヌなどの影響や、アフリカ彫刻などの非西洋美術の影響について紹介しています。
✅ キュビスムは、対象を幾何学的に平面化したかたちに還元して画面を構成する、西洋絵画の伝統的な表現方法からの脱却を試みた運動であり、多くの芸術家に影響を与えました。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/cubist-revolution-from-centre-pompidou-collection-report-20231050年ぶりの大規模キュビスム展、これは見逃せませんね!ピカソ、ブラック、ドローネーなど、主要な芸術家の作品をまとめて観れるのは貴重です。
2024年3月20日(水・祝)〜7月7日(日)に京都市京セラ美術館で開催される「パリポンピドゥーセンターキュビスム展―美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」は、日本で50年ぶりの大規模キュビスム展覧会です。
パリのポンピドゥーセンター所蔵のキュビスム作品約130点を展示し、ピカソ、ブラック、ドローネーなど、キュビスム運動を牽引した主要な芸術家たちの作品を、初期の傑作から晩年の作品まで、幅広く紹介しています。
本展は、キュビスムの起源から、その発展、そして世界への影響までを、絵画、彫刻、素描、版画、映像、資料など、多角的な視点から紹介します。
特に、ピカソの《肘掛け椅子に座る女性》やブラックの《大きな裸婦》など、日本初出品となる作品も多数含まれています。
会場では、ロベール・ドローネーの大作《パリ市》など、写真撮影可能な作品も多数あり、キュビスムの革新的な美の世界を体感できます。
展示されている作品を見て、何か心に響くものがあればいいな。芸術って、人の心を揺さぶる力がありますよね。そういったものを感じたいです。
「ポンピドゥー・センター傑作展」:巨匠たちの傑作と斬新な展示構成
ポンピドゥー・センター傑作展の見どころは?
巨匠たちの傑作、斬新な展示
ポンピドゥー・センターの傑作展では、ピカソの代表作を始め、20世紀美術を代表する巨匠たちの作品を鑑賞できます。
展示デザインにも注目ですね。
公開日:2016/06/08

✅ ピカソの代表作が初来日する「ポンピドゥー・センター傑作展」が開催されます。
✅ 田根剛氏が展示デザインを担当し、公式ロゴも発表されました。
✅ 本展では、ピカソの代表作を含む約100点が展示され、ピカソの芸術世界を深く理解することができます。
さらに読む ⇒ファッションスナップ出典/画像元: https://www.fashionsnap.com/article/2016-06-08/pompi-tobikan/田根剛氏による展示デザイン、とても楽しみですね。
作品と作者の関係性を、空間を通して表現するというのは、新しい試みだと思います。
東京都美術館で開催中の「ポンピドゥー・センター傑作展−ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで−」は、パリのポンピドゥー・センターが所蔵する近現代美術コレクションを展示しています。
ピカソ、デュシャン、マティス、クリスト、シャガールなど、20世紀の巨匠たちの傑作から隠れた名作まで、フランス20世紀の美術を一望できます。
建築家田根剛による斬新な展示構成は、作品と作者のポートレート、作者の言葉をセットで展示し、時代を追いかけながら、アーティストと作品、言葉の関係に注目できます。
展示は、赤い壁、ブルーの壁、そして白を基調とした円形の部屋という3つのエリアに分かれ、それぞれ異なる展示方法で作品と作者の関連性を表現しています。
初来日のピカソ作品「ミューズ」や、マルセル・デュシャンの「自転車の車輪」、シャガールの絵画、ル・コルビュジエの絵画、レオナール・フジタの作品など、見どころ満載です。
20世紀の芸術の潮流を、空間と共に楽しめる展示構成は、美術館を訪れる人々に新たな発見を提供します。
うーん、デュシャンとか、なんだかよくわからない作品もあるんだよな…。でも、色々な作品をまとめて見れるのは、面白いかもしれない。時代を追体験できるのかな。
本日は、ピカソとキュビスムに関する様々な展覧会についてご紹介しました。
ピカソの作品を通して、20世紀美術の奥深さを改めて感じました。
💡 ピカソは、20世紀を代表する偉大な芸術家であり、様々な作風を確立しました。その作品は、今もなお多くの人に感動を与え続けています。
💡 キュビスムは、20世紀美術に大きな影響を与えた芸術運動です。ピカソとブラックの革新的な試みは、美術史に新たなページを刻みました。
💡 日本国内でも、ピカソとキュビスムに関する展覧会が開催されます。これらの展覧会を通して、ピカソの芸術世界を深く理解することができます。