奈良美智展『The Beginning Place ここから』とは?作品、青森への想い、展覧会の魅力に迫る!青森県立美術館で開催!奈良美智の初期から最新作まで、創作の軌跡を辿る
青森県が生んだ世界的アーティスト、奈良美智。故郷への熱い想いを胸に、約40年の創作活動を凝縮した大規模展覧会「奈良美智:TheBeginningPlaceここから」が開催!初期作品から近作まで約200点、未公開作品も多数展示。震災を機にルーツを見つめ直した姿、そして偶然を必然に変える表現。美術史を揺るがす奈良美智の、魂の軌跡を辿る。図録兼書籍も必見!
💡 青森県立美術館で開催される、奈良美智さんの大規模な個展です。初期作品から最新作まで約200点が展示されます。
💡 故郷・青森への想いが込められた作品や、震災後の活動を通して見出された新たな表現にも注目です。
💡 展覧会は「家」「積層の時空」など5つの章で構成され、奈良美智さんの芸術世界を深く知ることができます。
さて、まずは今回の展覧会で皆様に知っていただきたいこと、3つのポイントをご紹介いたします。
奈良美智:芸術家としての軌跡
奈良美智の代表作は?
挑むような眼差しの子供
奈良美智さんの芸術家としての歩みを辿りましょう。
私設アートスペース「N’s YARD」についてもご紹介しますね。

✅ 奈良美智の私設アートスペース「N’s YARD」は、自然豊かな環境にあり、奈良美智の作品だけでなく、レコードジャケットやオブジェ、コレクション作品も展示されている。
✅ 展示スペースに加えて、カフェやオリジナルグッズのショップも併設されており、ゆったりとした空間で作品を鑑賞できる。
✅ 定期的に作品が入れ替わるため、何度訪れても楽しめる。カフェでは、オリジナルの抹茶セットや、焼き印が可愛いもち粉どら焼きなど、ここでしか味わえないメニューも楽しめる。
さらに読む ⇒奈良美智さんの私設の現代アートスペース「゛」に行ってきました!栃木県那須塩原市–出典/画像元: https://cimacosta.com/nsyard/「N’s YARD」は、作品鑑賞だけでなく、カフェやショップでも楽しめますね。
定期的に作品が入れ替わるのも魅力的です。
青森県弘前市出身の現代美術家、奈良美智。
1959年生まれの彼は、幼少期から芸術への関心を持ち、愛知県立芸術大学大学院を修了後、ドイツに渡りデュッセルドルフ芸術アカデミーで学びました。
1994年にケルンに移住し、挑むような眼差しの子供を描いた作品で注目を集めました。
2000年に帰国後も国内外で個展を開催し、2010年にはニューヨーク国際センター賞を受賞するなど、活躍を続けました。
2018年には自身の私設現代アートスペース「NsYARD」を栃木県那須市に開設し、現在も精力的に活動しています。
素敵な場所ですね!自然の中でアートに触れるって、心が浄化されそう。いつか行ってみたいです!
故郷への思い:青森県立美術館展
奈良美智の作品に故郷青森はどのように影響を与えている?
初期作品から強い影響
青森県立美術館での展覧会について見ていきましょう。
初期作品から最新作までを網羅しているそうですね。
公開日:2023/10/14

✅ 青森県立美術館で開催中の「奈良美智:The Beginning Place ここから」展は、奈良美智さんの初期作品から最新作までを網羅し、創作の原点から現在に至るまでの軌跡をたどる展覧会です。
✅ 本展では、創作の転機となった震災以後の活動を主に振り返りながら、子供の頃過ごした青森県への回顧、女の子モチーフの変遷、「旅」や「戦争反対」といったテーマ、そして奈良さんの作品が社会に与えた影響などが、初期作品や貴重な資料を通して紹介されています。
✅ 特に注目すべきは、最新作「Midnight Tears」で、従来の線による輪郭から曖昧な輪郭へと変化し、色彩の力によって女の子の内面を深く表現している点です。また、震災後の作品群では、粘土を使った立体作品や、平和のためのメッセージを込めた作品を通して、社会への関心を表明しています。
さらに読む ⇒美術展ナビ出典/画像元: https://artexhibition.jp/topics/news/20231014-AEJ1640932/最新作「Midnight Tears」は、表現の変化が興味深いですね。
震災後の作品群も、社会へのメッセージを感じます。
奈良美智の故郷である青森県への思いは、彼の作品に深く刻み込まれています。
青森県立美術館で開催されている「奈良美智:TheBeginningPlaceここから」展は、約40年の創作活動を振り返り、初期作品から近作まで約200点を展示する大規模な展覧会です。
特に、故郷への強い思いが込められた初期作品『カッチョのある風景』(1979)は、津軽地方の伝統的な防風柵「カッチョ」と女性の姿を描いた作品で、本展で初めて公開されます。
ふむ、作品を通して社会への影響を考察している点は評価できますね。しかし、作品の解釈は主観的になりがちですな。
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奈良美智の芸術世界を巡る旅!故郷への思い、震災からの再生…初期から最新作までを網羅。図録で「はじまりの場所」へ。貴重なコレクションと詳細な解説で、作品の奥深さに迫ります。