社会の闇を写真で切り取る写真家たち:林田真季と千賀健史の写真展「Afterall」とは?社会問題を可視化する写真表現:林田真季と千賀健史の挑戦
社会の闇を炙り出す写真家、千賀健史と林田真季による写真展「Afterall」が京都で開催!産業廃棄物、特殊詐欺…現代社会の問題を鋭く切り取り、既成概念を揺さぶる。写真集刊行記念、KG+PICKUP公式プログラム。視覚と身体、記憶を呼び覚ます、能動的な「見ること」を体験せよ。未来は、今、あなたの行動にかかっている。
💡 林田真季と千賀健史の写真展「Afterall」は、社会の闇をテーマにした写真展で、不法投棄や特殊詐欺といった現代社会の問題を扱っています。
💡 林田真季は豊島事件を、千賀健史は特殊詐欺をテーマに、それぞれのリサーチと表現方法で社会構造を可視化しています。
💡 写真展では、展示空間やアーティストブックの刊行も行われ、見るだけでなく、体験を通して社会問題を深く理解できる工夫が凝らされています。
今回は、社会問題をテーマにした写真展についてご紹介します。
写真を通して、現代社会の様々な問題に目を向け、私たちがどのように関わっているのかを問いかける作品たちです。
社会の闇と向き合う写真家たち
写真展「Afterall」は何をテーマに、誰の写真集を記念?
社会問題と、千賀・林田の写真集刊行を記念。
写真家・林田真季と千賀健史は、社会の闇に潜む問題を独自の視点で捉え、写真を通して私たちに問いかけます。
彼らの作品は、単なる記録を超え、見る者の心に深く響くメッセージを伝えます。
公開日:2025/05/04

✅ 鷹巣由佳の展示「mille-pelerille(ミル ペリイユ)京都」「邂逅」は、旅と写真、異文化との交流をテーマとし、ウラジオストクでの体験を基にした写真集を通じて、ノスタルジーと記憶を表現している。
✅ 展示は、実際の旅である「邂逅」と、写真が印刷物として旅をする「mille-pelerille」の2つの側面から構成され、写真の表現方法、紙の種類、製本方法などにもこだわり、多様な表現を試みている。
✅ 作者は、旅先での出会いや風景を写真集にまとめ、それを発表し続けることで自己の生き方を表現しており、過去へのノスタルジーを現在系として立ち上げ直す行為が、作家としての活動と生き様を象徴している。
さらに読む ⇒nekoSLASH出典/画像元: https://www.hyperneko.com/entry/2025/05/04/143000写真家それぞれの視点から社会の闇を表現し、写真集や展示方法にもこだわりが見られますね。
ノスタルジーや記憶をテーマにした作品も、見る人の感情に訴えかける力強さがあります。
2025年4月12日から5月11日まで、RPS京都分室パプロルにて、写真家・千賀健史と林田真季による写真展「Afterall」が開催されます。
本展はKG+PICKUP公式プログラムとして、シンガポール国際写真祭ダミーブックアワード受賞作家である二人の写真集刊行を記念して企画されました。
千賀は産業廃棄物の不法投棄、林田は特殊詐欺という、それぞれ異なる視点から現代社会の問題に焦点を当て、既成概念にとらわれない表現で社会構造と私たちの関わりを問いかけます。
本展のキュレーションは後藤由美氏が担当し、オープニングレセプションやアーティストトークなどの関連イベントも予定されています。
写真って、現実を写し出すだけじゃなくて、こんなにも色々な感情や問題に触れさせてくれるんですね。まるで、隠された真実を教えてくれるみたい。
豊島事件から見つめる社会
豊島事件をテーマにした写真展、何が人々の心を掴んだ?
現実と虚構を問い、能動的な鑑賞を促した。
林田真季は、東向島での写真展「Almost Transparent Island」で、豊島事件という過去の出来事を通して、現代社会の抱える問題に光を当てます。
展示空間は、現実と虚構の間を彷徨うような感覚を呼び起こします。

✅ 写真家 林田真季の写真展「Almost Transparent Island」が東向島で開催される。
✅ 本展は、瀬戸内海の豊島で起きた産業廃棄物不法投棄事件の軌跡を辿るプロジェクトで、事件現場の風景に1980〜2000年代の豊島の写真を組み合わせた作品を展示。
✅ 会期初日にはオープニングレセプションとアーティストトークが開催される。
さらに読む ⇒IMA ONLINE出典/画像元: https://imaonline.jp/news/exhibition/20190510/豊島事件をテーマにした作品は、過去の出来事を現在に繋げ、私たちが忘れかけている問題に再び目を向けさせる力がありますね。
写真を通して、事件の真実を追求しようとする姿勢に心を打たれます。
林田真季氏は、香川県豊島を舞台とした写真展『AlmostTransparentIsland』で、1970年代後半から1980年代にかけて発生した産業廃棄物不法投棄事件(豊島事件)をテーマに、現実と虚構の間を問いかけました。
2013年に初めて豊島を訪れ、事件を知った林田氏は、詳細なリサーチとアーカイブ資料を作品に取り入れ、2017年に再び訪れて撮影を開始。
佐々木良氏とのトークイベントでは、豊島の歴史や事件について深く掘り下げ、展示空間と鑑賞者の関係性について考察を深めました。
写真集『AlmostTransparentIsland』についてもディスカッションが行われ、豊島事件を、鑑賞者が能動的に知ろうとしなければ知り得ない側面を描き出しました。
過去の事件を写真を通して考察するのは良い試みですね。しかし、写真だけでは主観的な解釈に偏る可能性もある。客観的なデータや事実に基づいた考察も必要だと思います。
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写真と言葉で社会を斬る!林田真季と千賀健史、二人の写真家が、現代社会の欺瞞を暴く。展示空間で、あなたの視覚と意識が揺さぶられる。