アート界を騒がせる奇才、マウリツィオ・カテランの世界?アート界を揺るがすカテラン作品と法廷闘争
18金トイレからバナナ12万ドル、アート界を揺るがす奇才、マウリツィオ・カテラン。トランプ大統領への貸与提案、盗難事件、そしてバナナをテープで留めた問題作《Comedian》…その風刺と挑発は観る者を魅了し、アートの定義を問いかける。だが、作品の著作者を巡る訴訟が勃発。アートのオーサーシップを揺るがす問題作の数々。カテラン芸術の裏側を覗く、衝撃のドキュメント。

💡 カテランの代表作《America》、18金製トイレの落札と、その後の行方について。
💡 壁にバナナを貼り付けた問題作《Comedian》が巻き起こした、アート界の波紋。
💡 作品の著作権を巡る法廷闘争から見えてくる、現代アートの裏側。
本日は、世界をあっと言わせる奇才アーティスト、マウリツィオ・カテランの作品に焦点を当て、その背景にある物語を紐解いていきます。
黄金の便器、最初の物語
18金トイレ《America》、盗難事件の顛末は?
ブレナム宮殿から盗難、未だ発見されず。
最初にご紹介するのは、カテランの最も挑発的な作品の一つ、《America》です。
この作品は、かつて実際に使用可能なトイレとして制作されました。

✅ ニューヨーク・メッツのオーナー、スティーブ・コーエンが所有していたマウリツィオ・カテランの18金製トイレ《America》がサザビーズのオークションに出品され、1210万ドルで落札された。
✅ 落札したのは、奇妙なものを集めた博物館チェーン「リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット!」であり、今後一般公開を検討、来館者が使用できるようにするかについても検討している。
✅ この作品は完全に機能するトイレとして制作され、過去にはグッゲンハイム美術館で公開され10万人以上が使用し、現存する唯一のバージョンである。
さらに読む ⇒ ARTnews JAPAN(アートニュースジャパン)出典/画像元: https://artnewsjapan.com/article/540581210万ドルで落札された18金製トイレ、驚きですね。
美術館での一般公開も検討されているとのことですが、どのような形で公開されるのか、注目したいところです。
2016年、マウリツィオ・カテランの18金製トイレ《America》がニューヨークのグッゲンハイム美術館で公開され、約10万人の来館者が利用しました。
この作品は、風刺的な意味合いを持ち、トランプ大統領への貸与も提案された過去があります。
その後、同作は2017年にニューヨーク・メッツのオーナー、スティーブ・コーエンの手に渡り、2019年には英国のブレナム宮殿から盗難に遭い、未だ発見されていません。
えー!18金製のトイレですか!なんか、すごいパワーを感じますね。実際に使われたりするのでしょうか?浄化されそう!
バナナ騒動、アート界を揺るがす
12万ドル!壁のバナナ《Comedian》、その価値とは?
アートの定義を揺るがす、挑発的な作品。
続いては、アートの価値を問いかける、カテランのもう一つの代表作《Comedian》について見ていきましょう。
たった一本のバナナがアート界を揺るがした、衝撃の作品です。

✅ マウリツィオ・カテランの作品《Comedian》(壁にダクトテープで貼り付けられたバナナ)が、サザビーズ・ニューヨークのオークションに初めて出品される。
✅ 同作は、アートフェアで鑑賞者に食べられるなどの騒動を起こし、アートの概念に問いを投げかける作品として、デュシャンやハーストらの作品と比較されている。
✅ 作品は3エディションのうちの一つがグッゲンハイム美術館に収蔵されており、オークションでは100万~150万ドルでの落札が予想されている。出品に先立ち、世界各地で巡回展示が行われる。
さらに読む ⇒美術手帖出典/画像元: https://bijutsutecho.com/magazine/news/market/29751バナナに12万ドルの価値がつくとは、驚きです。
展示中に食べられるというハプニングもありましたが、それも作品の一部と捉えることができるのかもしれません。
2019年、マウリツィオ・カテランが壁にダクトテープでバナナを貼り付けた作品《Comedian》を発表。
この斬新な作品は、アート界に大きな波紋を呼び、アートフェアで12万ドルで販売されました。
作品は、食料品店で購入したバナナを使用し、購入者には証明書と設置マニュアルが付属しています。
展示中に来場者に食べられるなどの騒動を起こし、アートの定義を巡る議論を巻き起こしました。
サザビーズはこの作品を、現代アートの概念に挑戦する作品として評し、観客に「アートとは何か」を問いかける挑発的なメッセージを持つと評しました。
カテランは、この作品が「私たちが何を価値とするのかについての真剣な考察」だと語っています。
バナナに100万ドルですか?なんだか感情的になってしまいますね。高額な価値が付く根拠が、私には理解できません。科学的な分析が必要ではないでしょうか?
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カテラン作品の著作者巡る訴訟勃発!『Him』を含む9作品を巡り、500万ユーロの支払いを求めて。アート界揺るがすオーサーシップ問題、その行方は?